王女 ページ31
『誰かの許可が下りないと墜とせないんですよねぇ。
ところで誰の許可が必要か知ってますか？』
「はぁ？
知るわけねえだろ…」
『じゃあ教えてあげますね。
魔王、魔王妃、第一王女、もしくは第二王女。
魔界のヒエラルキーは知ってますよね』
「バカにすんな。
それくらいわかる。
一番偉いのが魔王で、次に魔王妃、3番目に第一王女、4番目に第二王女だろ？」
あ、それはわかってるんだ。
じゃあ早く気づいた方がいいのになぁ。
『正解です。
でもその四人は送り人の許可なしで堕とすことできるんですよね。
…墜として差し上げましょうか？』
「は？
お前何言って……‼」
『あぁ、やっと気づいたようですね』
「お前、もしかして、第二王女の…」
『私のこと堕とすとか言ってましたよねぇ。
墜とせるものなら墜としてみては？
どうせ堕とすこともできませんし、堕とされたとしてもお父様やお母様が黙ってませんからね』
あーあ、こうなっちゃったらもう止まんないや。
「魔界一の冷血悪魔リリス…？」
う「冷血悪魔…？」
『…で、どう言った責任を取ってくれるんですか？
アリスを助けるどころか背中に傷を負わせた…
アリスは私の幼少の頃からの友人です。
そして、王族と同等の権力を持つ由緒ある死神貴族の長女です。
そんなアリスを、役人より下の送り人の息子に刺されたと知ったらあなたのお父さんはどうなるでしょうね？』
う「えっ、お前そんな偉かったの…」
ア「当たり前じゃん偉くなかったら小さい頃から城に入り浸ってないよ…」
そもそもリリスとも会ってないだろうし…
『謝るなら今のうちですよ？
まぁアリスが許してくれるかどうかは知りませんけどね』
「っ…悪かった」
おぉ、ユージンが謝った。
『悪かったぁ？
それだけですか？
地面に頭つけて敬語で謝ることくらいしたらどうですか？
あ、そんな簡単なことも考えられないんでしたねすみません。
もういいです。
バカの相手なんてしてたらこっちがバカになってしまうので。
アリス、行こう』
ぐっと腕を引かれて体が宙に浮かぶ。
ア「あ、待って。
ユージンは置いてっていいの？
浦田くんは？」
う「置いてくなバカ」
『…あぁそういえばどこぞのガキもいるんでしたっけ。
そいつは置いて行って問題ないでしょう。
どうせ転移だかなんだかするでしょうし、しなかったらただのバカですし。
ガキは連れて行きます。
扉は二週間後にしか開きませんしね。
アリスは手当しないといけないのでここは一旦城に行きましょう』
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うい(プロフ) - モモンノミさん» まじですか！？更新してきます！！モモンノミさんの安眠のために頑張ります！ (2020年4月20日 7時) (
レス) id: a9baf051d3 (このIDを非表示/違反報告)
モモンノミ - 終わっています！戻ってください！更新楽しみにしています！うらたさんがどうなるのかが気になって寝むれません (2020年4月20日 3時) (レス) id: 17eb5f62c2 (このIDを非表示/違反報告)
うー(プロフ) - ちょこさん» まじですか！？え！？終わってるんですか！？早めに続き書きますー！！読んでくれてありがとうございます！ (2019年9月13日 21時) (レス) id: e19a932eed (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2019年9月13日 18時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - うん！ (2019年8月25日 15時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うーろんちゃ | 作成日時：2018年10月8日 3時
