危険 ページ28
…明らかに、増えてる。
だっておかしいもん、いくら倒してもまだ終わらないなんて。
そろそろ体力も限界だし、心なしか的もさっきより強くなってる気がする。
それに、なんだかさっきから足元がふらついて…
ア「うわっ⁉」
ヒュっという音がして私の足元にナイフが刺さる。
「あ、避けた。
あともうちょっとだったのにな」
ア「ユージン…なんでナイフなんか…！！」
「お前が俺のいうこと聞かないからだろ？
ほらほら、気をつけないとコボルトに殺されるぞ〜」
上からも、前からも後ろからも攻撃される。
無理だ。
コボルトの相手だけでも難しいのに、ユージンのナイフからも逃げないといけないなんて…
横目で浦田君のいるビルを見てみる。
…よし、コボルトはいない。
全員、こっちに引きつけられてる。
あっちは大丈夫そうだ。
また目の前に視線を戻すと、一匹のコボルトが私に襲いかかろうと毒が塗られたナイフを振りかざそうとしていた。
間一髪でそれを受け止めて、横に倒す。
ガキンっという音がして、鎌を見てみると刃先がボロボロになっていた。
そりゃそうだよね、鎌、こんな使い方しないもん。
あとでちゃんと元に戻すからね、もうちょっとだけ頑張って。
そんなことを考えていると、背中に鋭い痛みが走った。
ア「い”っ…⁉」
「おー、当たった当たった！
うわ、血めっちゃ出てんじゃん。
やばいとこ刺しちゃった？」
背中を刺されてうずくまると、それを待っていたかのようにコボルトが私に群がってくる。
振り払おうとしても大量のコボルトが私にしがみついて離れなかった。
倒そうとしても、鎌は取り上げられて遠くに投げられた。
う「…アリス？
どうし…うわぁ！！！
こ、コボルト…
アリス、助けて！！こっちにコボルトきてる！！！」
浦田君の声に返事することもできない。
目の前で振りかざされるナイフに、ああもうだめだと諦めかけた時だった。
『…私の友人に何をやってるんですか？』
上からリリスの声が聞こえたと同時に、私の腕にしがみついていたコボルトがじゅっと音を立てて炎に飲み込まれていった。
近くにいたコボルトが焼けて灰になったかと思えば私を囲うようにバリアが張られる。
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うい(プロフ) - モモンノミさん» まじですか！？更新してきます！！モモンノミさんの安眠のために頑張ります！ (2020年4月20日 7時) (
レス) id: a9baf051d3 (このIDを非表示/違反報告)
モモンノミ - 終わっています！戻ってください！更新楽しみにしています！うらたさんがどうなるのかが気になって寝むれません (2020年4月20日 3時) (レス) id: 17eb5f62c2 (このIDを非表示/違反報告)
うー(プロフ) - ちょこさん» まじですか！？え！？終わってるんですか！？早めに続き書きますー！！読んでくれてありがとうございます！ (2019年9月13日 21時) (レス) id: e19a932eed (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2019年9月13日 18時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - うん！ (2019年8月25日 15時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うーろんちゃ | 作成日時：2018年10月8日 3時
