味方 ページ26
「おーい、アリスなにしてんだー？そんなとこでー！」
俺ここで死ぬのかなぁ、と半ば諦めていると上から俺と同い年くらいの男子の声が降ってきた。
ア「⁉
…ユージン…？
…あ！！
助けて！！下にコボルトがいるの！！！」
ユージンと呼ばれた子は建物の屋上？のようなところから顔を覗かせて俺たちを眺めていた。
「え？まじ？
コボルト下にいんの？
どれくらい？」
ア「ざっと…50…」
2人が話してる間にも俺たちの下にはわらわらとゴブリンが集まっている。
ユージン？だっけ。できれば早く助けてほしい。
「うわ、詰んでんじゃん。
てかコボルト危ないんだからその人間囮にして逃げろよお前」
ア「やだ！！浦田君は絶対に助けるの！！
だから助けて！！」
アリスが俺を抱えて必死にそう叫ぶと、ユージンはにやりと笑った。
…え、なんか嫌な予感。
「じゃ助けてやるよ。
だけどその代わり、その人間は俺に渡すこと。
それとお前は俺と婚約すること」
…なにその俺らにとってすっげえ不利な条件。
ア「…え？」
「その条件飲んでくれるなら助けてやってもいいぜ。
あぁでも、その前に一旦ここに来て土下座して、「どうか人間1人も助けられない無力な私を助けてくださいユージン様」って言ったらな」
…はぁ？
え、こいつなんなのドS？
めんどくさ…
ア「…なにそれ、私たちにとって不利な条件しかないじゃん。
それになんで私なにもしてないのに土下座しないといけないの。
そんなんするくらいならユージンの助けなんていらない。
1人でやる」
お、おぉ…
「んだと…？
せっかくこの俺が助けてやるって言ってんのにお前…
…じゃあ勝手にしろよ、1人でコボルトに捕まって売り飛ばされればいい。
どうせその人間は死ぬけどな。
人間1人も十分に守れない、弱虫アリス」
ア「弱虫じゃない！！
私だってできる！！
浦田君、ちょっとごめんね…
せえ、のっっ！！！」
ぐっと一度下がったかと思いきやまるでボールを投げるみたいに向こう側のボロい建物の方に投げられる。
う「え？
ちょ、な、投げんなあぁああああぁあぁぁあああぁぁ！！！！」
そう叫んだ時には時すでに遅し、俺の体は宙に浮いていた。
ア「…よし、」
う「よしじゃねえよ！！なに人のこと今にも壊れそうなボロいビルの上に投げてんだよ！！！
ほらもうゴブリン登って来てんじゃん！！！」
俺がビルに移ったのをいいことに、ゴブリン達は中から来るわけでもなくなんと壁をよじ登り始めた。
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うい(プロフ) - モモンノミさん» まじですか！？更新してきます！！モモンノミさんの安眠のために頑張ります！ (2020年4月20日 7時) (
レス) id: a9baf051d3 (このIDを非表示/違反報告)
モモンノミ - 終わっています！戻ってください！更新楽しみにしています！うらたさんがどうなるのかが気になって寝むれません (2020年4月20日 3時) (レス) id: 17eb5f62c2 (このIDを非表示/違反報告)
うー(プロフ) - ちょこさん» まじですか！？え！？終わってるんですか！？早めに続き書きますー！！読んでくれてありがとうございます！ (2019年9月13日 21時) (レス) id: e19a932eed (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2019年9月13日 18時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - うん！ (2019年8月25日 15時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うーろんちゃ | 作成日時：2018年10月8日 3時
