寝坊 ページ12
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…
う「………あと…5分…」
いつの間にか時間は夜中の11時で昨日焦って風呂に入って寝た。
いつもは10時に寝るのが11時に寝たせいかなかなか起きられない。
布団だいすき。外さむい。
『…起きてくださーい…』
う「…んん…」
『起きないと浮遊魔術かけますよ〜』
う「ふゆ…え…？」
次の瞬間、体がふわっと宙に浮くような感覚。
う「うわぁ⁉」
『あ、起きましたね』
う「え、うぁ、え⁉」
『あぁ、今下ろすんであんまり暴れないでください』
起きたら体浮いてたとか誰でも驚くし抵抗するだろ。
『cancel』
…無駄に発音いいのがムカつく。
リリスがそう呟いたと同時に今まで空中に浮かんでいた俺の体がゆっくりとベッドに降りる。
…びっくりしたは、したんだけど。
う「…なんか楽しかった」
『はぁ？何言ってんですか。
早く支度したらどうです？』
う「ん、そうだ。
起こしてくれてありがと」
『…別にあなたのためにやったわけではないので礼はいらないです』
そう言いながらも時計を探してる俺のためにわざわざ魔法を使って時計を俺の目の前に持ってきてくれる。
…便利だなこいつ。
『あ、渉さん、後ろ髪跳ねてます』
う「え、どこどこ」
『私がやっとくんでとりあえず洗面所行ってください』
う「ん、ごめん」
でも洗面所、遠いんだよなぁ…俺の部屋から。
階段降りて玄関の隣だから。
『…行かないんですか』
う「ん？あー…洗面所遠いしなんかなぁ…って」
我ながらくだらない理由だと思う。
『…仕方ないですね、今日だけですよ』
はぁ、とため息をついてリリスはパチンと指を鳴らした。
するといつのまにか俺の部屋から洗面所の鏡の前に立ってた。
う「…え？今何した？」
『ただの移動魔法です。ほら早く、歯磨くなり顔洗うなりやってください。髪やるので』
う「あ、あぁ…ありがと…」
『別に。ほら早くしないとお母様に怒られちゃいますよ』
リリスはどこからともなく出てきたブラシで俺の髪を梳かし始めた。
…なんかさ。
う「お前なんか妙に優しくね？俺に」
『無駄口はいいのでさっさとやってください。
人の好意は素直に受け取れってんです』
一言多いな…
『…できましたよ。
歯磨きとか終わりましたか？』
う「さっき終わった。
なんかありがと、起こしてくれたり髪やってくれたり」
「渉ー？朝ごはん食べないのー？」
『…別にいいです。お母様呼んでるので早く言ってください』
…ちゃんと優しいとこはあるんだ。
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うい(プロフ) - モモンノミさん» まじですか！？更新してきます！！モモンノミさんの安眠のために頑張ります！ (2020年4月20日 7時) (
レス) id: a9baf051d3 (このIDを非表示/違反報告)
モモンノミ - 終わっています！戻ってください！更新楽しみにしています！うらたさんがどうなるのかが気になって寝むれません (2020年4月20日 3時) (レス) id: 17eb5f62c2 (このIDを非表示/違反報告)
うー(プロフ) - ちょこさん» まじですか！？え！？終わってるんですか！？早めに続き書きますー！！読んでくれてありがとうございます！ (2019年9月13日 21時) (レス) id: e19a932eed (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2019年9月13日 18時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - うん！ (2019年8月25日 15時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うーろんちゃ | 作成日時：2018年10月8日 3時
