潰してあげる。Part ６！ ~続きとおまけ~

にひゃくじゅーご ページ3

『ねぇお二人さん。
さすがに事件を起こすのはやりすぎだと思う。
それに、いじめも良くない。
でも、ちゃんと自分の罪を見つめ直したら自分がどれだけ酷い事やってきたかってのがわかると思うの。
でももう時間は戻らない』

小「…何が言いたいのぉ…」

『相手を気遣う事を覚えろってこと。
そしたらみんなも今までみたいにあんたの一つ一つの行動に引かなくなる。
みんな自然にあなたといたいって思うようになる。
だからもうこんなことやめて。
…やめないと、今まで小林にいじめられてた子に失礼だよ。
それに、私も困る。
…これだけは忘れないで。
校長のせいで私は親を失った。確かに安易にお金を貸した私の両親も悪いと思う。
でもだからと言って殺していいわけじゃない。小林もいじめは犯罪っていう事忘れないで。
春も小林のせいで時間を奪われた。いじめられたトラウマ、心の傷は簡単に癒えない。
その証拠に私は今でも両親のことを少し引きずってる。春だってちょっと人を怖がってる。
私から言いたいことはこれだけ』

小林は俯いて、何も言わなかった。
校長は申し訳なさそうに黙ってた。

春「…確かに、菜乃が言った通り私はあなたにいじめられてから人が怖いし時間も奪われた。
…でも、おかげでいじめられる側の気持ちがわかったし、どれだけ辛いかがわかった。
ふ、不謹慎かもしれないけど…学んだことはあった。
…また、会ったら今度は友達になろ…？」

春はお人好しだな…もー…

こんなんだからやっかいなことに巻き込まれたりするんだよ…(色々ひどい)

『それじゃ、行こっか』

みんなと一緒に東経を出る。

『…ﾀﾋぬかと思った』

全「こっちが言いたいわ」

『うぇぇ⁉なんで⁉』←刺されそうになった人

全員がため息をつきながら私を見る。

ちょっとやめてぇーそういう目ぇーあたい傷つくぅー←

『いや、ほんとなんで⁉
てかあの証拠校長達に言うのもうプレッシャーとか威圧とかありすぎてもう内心足ガックガクなんよ⁉
もう生まれたての子鹿状態よ⁉ﾀﾋぬかと思ったわ！！』

春「刺されそうになった人がよく言うわ。
あれもうそらるさんがいなかったら菜乃刺されて病院行きだよ⁉
バカなの⁉」

『バカですけど⁉』←

ま「あっ否定しないんだ」←

そりゃ春よりはバカだからね←

『あーでもすっきりした』

坂「あれだけぶちまければな…さすがに…」

『日頃の先輩へのストレスもぶちまけてやったわw』←

う「先輩…」←

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