32.お食事会�� ページ33
｢何してる｣
｢ひゃあ！？｣
キッチンで考え事してたら飲み物を取りに来た尾形さんが声をかけてきた。
｢な、なんでもないですよ…｣
尾形さんは｢ふーん｣と言いながら目線は真っ黒のスポンジケーキを見つめてる。やばい怒られる……
｢あの…こ、これは……｣
｢…なるほどな｣
｢ごめんなさい……｣
私は怒られると思い下を向くと、尾形さんは頭をポンポンと叩いた。
｢無理に難しくなくてもいい｣
｢尾形さん…？｣
｢まだ時間はある。作れるか？｣
｢……はい！｣
私は尾形さんの言葉で元気をもらった。
尾形さんも｢期待してる｣と言いリビングへ戻った。
私は再度材料を見つめ作るものを考えていた。
大きくなくて、すぐにできるもの……
｢うーん………あっ！｣
私は良いものを思いつき、直ぐに実行した。
｢皆さん、デザートをお持ちしました｣
｢えっ、なになに？｣
｢カップケーキです｣
私は皆の前にカップケーキを置いた。
カップケーキなら普通のケーキより小さく食べやすい。尾形さんのアドバイスのおかげで作ることができた。
｢んっ…美味い！月島美味いぞ！｣
｢はい。甘すぎず食べやすいです｣
｢Aちゃん料理上手いねー！｣
良かったぁ…なんとかデザートもクリアして心の中はホッとしてる。
しばらくして3人はお暇すると玄関へ向かった。
｢今日はごちそうさまでした。美味しかったです｣
｢また遊びに来るな｣
｢今度はオムライスがいいなぁ｣
｢もう来るな｣
｢あはは…｣
こうして3人はお邪魔しましたとマンションを出た。
｢お、終わったぁ……｣
私は力が抜けその場に座り込んだ。
｢疲れたか？｣
｢そりゃ見れば分かりませんか？｣
尾形さんも私の傍に屈み｢お疲れ｣と頭を撫でてくれた。
｢尾形さん……ありがとうございます｣
｢何がだ？｣
｢尾形さんのアドバイスのおかげで作ることがてきたので、とりあえずお礼を｣
｢たいした事言ってない｣
｢だから…お礼として焦げたケー……｢いらん｣｣
｢どうしてですか！？｣
｢お前、俺に焦げたもん食わして癌になって死なす気か｣
｢だって勿体ないじゃないですか！｣
尾形さんは｢いいから戻るぞ｣と私の話を無視すると共に、私を抱き上げた。所謂お姫様抱っこだ。
｢ちょっ！？尾形さんやめてください！｣
私はこの状況に驚き彼の首に手を回した。
｢美味かったぞA……｣
尾形さんは私の頬に口付けしながらリビングへ戻った。
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キノ(プロフ) - 最高でした。鼻血が滝のように溢れてきます。2の方も見てきます。いってきます。 (2020年1月7日 22時) (
レス) id: b2c18f3154 (このIDを非表示/違反報告)
らる - ぜひ読ませて頂きます！ヒンナでした！ (2019年7月20日 0時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - らるさん» ありがとうございます！なんとか完結することが出来ました。個人的にもこのストーリーが気に入ってます。他の小説も読んで頂けると嬉しいです！ (2019年7月19日 23時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
らる - 最後までドキドキが止まらないとても ほっこり キュンッと来る面白さたっぷりの小説、見ていて飽きませんでした!!最終回、お疲れ様です！これからも頑張って下さい!!(長文失礼致しました) (2019年7月19日 22時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - らるさん» ありがとうございます！もう少しで最終回となりますが、温かい目で見守ってください！ (2019年7月14日 13時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロッケ | 作成日時：2019年6月1日 14時
