10.忘れ物�� ページ11
私は尾形さんの忘れ物を持って、尾形さんが務めてる『旭川商業』へやってきた。
花沢グループには及ばないが、大きな建物である。
時間もなんとかお昼前に着いたから大丈夫かな。
｢あの、尾形百之助さんの忘れ物を届けに来たんですが…｣
｢はい、少々お待ちください｣
受付嬢が内部へ連絡し、しばらくすると尾形さんが受付までやってきた。
｢尾形さん！これ忘れ物です｣
｢あぁ、悪いな｣
｢いえ、私も忘れ物の確認しなかったので…｣
｢あと5分で昼休憩だ。なんか食べに行くぞ。奢ってやる｣
｢あ、ありがとうございます｣
私は尾形さんに言われるがまま、会社の近くにある洋食店に来た。
私はスープパスタ、尾形さんはラザニアを注文し、しばらくすると頼んだものがやってきた。
｢んー美味しい！｣
私もこんな風に作られたらなと思いながら向かいにいる尾形さんはラザニアが熱いのかフーフーと冷ましていた。
｢……なんだ？｣
｢い、いえ！｣
私はつい尾形さんが食べてるところを眺めていた。
尾形さんって猫舌なのかな?
意外と可愛いところもあるんだな。
会計を済ませ店から出ると、尾形さんは｢会社に戻る｣と言われた。帰ってくるまで1人なんだと少し寂しい気持ちがあった。
｢……どうした、寂しいのか？｣
｢い、いえ！会議頑張ってください｣
｢あぁ、会議な。あれ嘘だ｣
｢……え？｣
｢お前の顔が見たくて呼んだ。この資料もボツのやつだから｣
え、えぇー！？
結局私はまた尾形さんに騙され、当の本人は｢今日こそ美味いもん作れよ｣と言いながら会社へ向かった。
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キノ(プロフ) - 最高でした。鼻血が滝のように溢れてきます。2の方も見てきます。いってきます。 (2020年1月7日 22時) (
レス) id: b2c18f3154 (このIDを非表示/違反報告)
らる - ぜひ読ませて頂きます！ヒンナでした！ (2019年7月20日 0時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - らるさん» ありがとうございます！なんとか完結することが出来ました。個人的にもこのストーリーが気に入ってます。他の小説も読んで頂けると嬉しいです！ (2019年7月19日 23時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
らる - 最後までドキドキが止まらないとても ほっこり キュンッと来る面白さたっぷりの小説、見ていて飽きませんでした!!最終回、お疲れ様です！これからも頑張って下さい!!(長文失礼致しました) (2019年7月19日 22時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - らるさん» ありがとうございます！もう少しで最終回となりますが、温かい目で見守ってください！ (2019年7月14日 13時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロッケ | 作成日時：2019年6月1日 14時
