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｢これがAの時代のカメラか。｣
鯉登少尉はスマホの他にもカメラにも興味を持ち出した。昔のカメラは長時間じっと待たないといけないものだったんだよね。
｢おぉ！ここを回すと近くに行ったぞ！｣
｢壊さないでくださいよ？｣
｢分かっちょる！そうじゃA！これで写真撮りに行くぞ！｣
こうして私と鯉登少尉はカメラを持って外に出た。
外に出るとちょうど桜が咲いていた。
鯉登少尉は桜の木や花びらをずっと撮っていた。
｢鯉登少尉、それ撮れる枚数とか電池量もありますから気をつけてくださいよ。｣
｢ほぅ、そうなのか。｣
それでも鯉登少尉はカメラに夢中になっていた。
私もついスマホを取り出し、写真を撮ってる鯉登少尉の姿を撮った。
｢…………！！｣
ちょうど風が吹き、桜吹雪が舞ってる。
桜の木の前にいた鯉登少尉が美しく見えた。
｢……A。｣
｢え？｣
｢一緒に撮ろう？｣
｢……うん！｣
私はあの後、鯉登少尉の写真をスマホの待受にした。
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作者名：コロッケ | 作成日時：2019年5月21日 10時
