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Shota side
今日は全員でYouTubeの撮影で、撮影までの間は各々適当に過ごしている。
阿「ねぇ、次に佐藤さんに会った時、バレンタインデーのお返しした方が良くない？」
阿部が佐藤へのお返しの話を始めて、自然と全員で話し始める。
深「確かに！次会えんのいつだっけ？
確か、なんか打ち合わせあったよね？」
宮「来週だったかな。ちょっと過ぎちゃうけど、渡したいよね。」
ラ「渡したい渡したい！」
岩「全員でまとめる？それとも個別に買う？」
向「さすがに9個も貰ってもなぁ…。」
佐「佐久間、嫁のプリント入りのクッキー渡したい！」
阿「却下。」
佐「えーーー」
岩「やっぱ全員でまとめるか。」
向「さんせー！」
実はもう俺は用意してて、個別に会って渡そうと思ってた。
ちょうどいつ会えるか連絡しようと思ってたところだった。
まぁ、それは別にこの場で言う必要もねぇし、賛同しときゃいいか。
阿「翔太と目黒もいい？」
「…おう。もちろん。」
岩「目黒は？」
目「あー…、
俺この前渡しちゃったんすけど、全員で渡すのは全然賛成っす。」
目黒の発言に、全員驚きの表情を浮かべる。
ラ「えーーー！？めめ、どういうこと！？」
深「お前はほんとに、油断も隙もねーな。
いつの間によ。」
向「聞いてへん！俺、聞いてへんよめぐたん。」
目「別に個別に渡しちゃいけないことないっすよね？」
宮「もちろんそうだね。」
阿「まぁ、目黒が渡してるのはさておき。
とりあえずみんな賛成ってことで！
俺、この前クイズ番組のスタッフさんにおすすめのチョコ聞いたから、買ってくるよ。」
向「阿部ちゃん、ありがとうな。」
ラ「Aちゃんには、俺が渡したーい！」
俺が何も行動しない間に、目黒は確実に佐藤と距離を詰めてて、その事実にやるせなさを隠せそうにない。
そんな俺を見兼ねたのか、だてさんが話し掛けてくる。
宮「翔太も準備してたんでしょ？」
「…まーな。」
宮「じゃあ、やることは一つしかないね。」
そうだ。
いくら悲観したって意味なんて無いし、今は俺が思うことをするしかねーんだ。
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作者名：まりも | 作成日時：2021年2月22日 9時
