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渡辺くんから気持ちを聞いて、正直驚いてる気持ちの方が大きいけど、素直に嬉しいと思った。
でも、28年間恋愛に比重をかけてこなかった人生。
ほんの少しずつ募り始めていた目黒くんへの気持ちと、渡辺くんからの突然の告白に対して、どう向き合っていったらいいのか、一人では整理しきれないでいた。
・
そんな中だけど、明日は目黒くんとラウールくんとお昼からご飯の約束をしていて、目黒くんのお家でたこ焼きをやるらしい。
色々準備が大丈夫か心配になって、LINEをいれておく。
すると、すぐ既読になって電話がかかってくる。
『もしもーし』
「LINEでよかったのに」
『文字打つのめんどくさい』
「…目黒くんらしい」
『明日さ、ラウール13時頃に来るって。』
「そっか。私明日休みだから色々買ってったりするよ？」
『俺も明日オフだから、一緒に行く』
「いやいや…真昼間だし、それはやめよう？
目黒くんはお家のお掃除しててください！」
『なんでよー。俺も行くって。』
「万が一何かあったらみんなに迷惑掛かるもん。」
『……わかった。
でも、荷物重いし、スーパーまで迎えに行くのはいい？』
「…うん。ありがとう。」
『ってか、明日のためにたこ焼き器買ったわ(笑)』
「わざわざ買ったんだ！ラウールくん、喜ぶね。」
『俺もAさんに会うの楽しみにしてるから。』
「う、うん。…私も楽しみにしてる！」
『じゃあ、明日家出る時連絡ちょうだい。』
「うん、じゃあおやすみ。」
『おやすみ』
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作者名：まりも | 作成日時：2021年2月22日 9時
