世界一アニバーサリー！The Final【世界一クラブ】

開けてはならない襖の奥【ホラー】【光和】【光椿】【光一無双】【ちょっとﾜｧ~ｫ♡かも？】 ページ10

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椿「ねぇ、知ってる？」
／マメシバ〜＼


和「知らん」


椿「せめて聞く努力を見せろ」



私達の家にさ、開けちゃ
ダメな襖があるじゃん？


あぁ...あったな...噂じゃ宝物やら
何やらが入っているとかって話だ
よな



あれ！私達が、大人に
なったら開けるって！


はぁ？何でだ



知らな〜い、でもラッキー！



椿「私、和馬より誕生日 先だから
早めに見ちゃってネタバレします
から〜！」


和「おい馬鹿やめろ」



ホースで水を掛けられたお返しに
オレもバケツで水を掛けてやった
のが12歳の夏



それからちょくちょくオレ達は外から
開きもしない襖を眺めたりしていたが
すぐに飽きた、可愛い可愛いと言われ
生意気盛りだった椿が急に綺麗なって
現れた中学生の夏






椿「明日から夏休み！何しよっかな〜！
でも嬉しい！和馬が今年も私の家に来て
くれて！」


和「まあヒマだからな...そういうお前は
どうなんだ？誰かと遊びに行ったりして
ないよな？」



椿「...最近ね、嫌な視線を感じるんだ
ジトジトしてるっていうか見定めする
見たいな視線...」



椿は美人だ、幼馴染の贔屓とか無しで昔
から可愛い子やアイドルを見ても比べて
しまうぐらいに



しかも最近は...その、発育なんかも
お淑やかになって...でも活発らしさ
なんかは消えなくて



いつの間にか『ガサツな幼馴染』から
.......『魅力的なヒロイン』になってた









離れで酒盛りする大人達の声を遠くで
聞きながら思い出の開かずの襖の前で
『幼馴染』をやめた高校生の夏

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