世界一アニバーサリー！The Final【世界一クラブ】

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「俺が椿に勝てば椿は花嫁の権利を
剥奪される、だから絶対に勝ちたい
勝たなきゃだ」



「な、エアリアル」



着替え終わった光一は自身の相棒を
見上げようとしたが、そこには何も
無い。



「は、え...」



「エアリアルどこいった！？」




【華菱椿 vs 徳川光一】




『来たね光一くん、悪いけど負け...？』



自身のMSであるアエトニキに乗って
待ち構えていた椿は首を傾げる。彼の
MSが珍しいのもあるが動きが辿々しい
のだ。





『光一くん？体調が良くないの？』


『ふざけるなよっ...っ』


『え...か、和馬君！？』





『勝手に俺の人生を決めるな！』


光一のMSに乗っていたのは
絶賛、怒りに燃えている和馬
だった。



ーブチッ



『あー、そう...私もそれなりに配慮
したつもりだったんだけどなぁ...』




『決めたよ...完膚なきまでに叩きのめ
して正式に、正当に君を娶って...』





『一生、死んでも、私の側にいて貰うから』




椿の宣言と同時に戦いが始まる。





「王子様とお姫様か〜...どっちが
勝つかな〜、健太的にはどっち？」



「ん〜〜...やっぱり、お姫様かな？
だって無敗のホルダー様なんだから」



「確かに...それで10年間も
地位を守り続けたんだもの
ね...」



「対して王子様は...うん、無理だわ」




その予想通り、和馬は太刀打ちできずに
いた。椿もまたここぞとばかりに容赦なく
攻める。

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