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*********



ーバチンッッッ



「いっ...っ」


「.....もう帰れ」


椿は叩かれた頬を抑えながら、温室を
去る。和馬は溜息を吐き潰された花を
片そうとする。




「何で叩いたんだ」


「...誰だ」



「こ、光一ぃ...!」




健太の静止を聞かずに、光一は和馬の
態度はどうなんだと叱る。花瓶を手に
和馬は黙る。




「お前だって、オレと同じ
立場になったらこうなるさ」



「信じられるか?まだ5歳にも満たない
赤の他人同士が、初対面で夫婦にされて
12になったら結婚して子供を作る」




「アイツは、オレが好きだとか言うが
財産目当てなのは目に見えてる...お前
みたいな下民からしたら分からないか」




和馬に締め出された光一は、ワナワナと
震える。理解できない?誰がするか!と




「何っっなんだ、アイツは...!」



「う"、ぅう...っ」



「ん?」




光一が旧図書室に足を踏み入れると
其処には件の花嫁である椿がいた。




「あの、大丈夫か?」



「君は...」



「よかったら話ぐらいは...」


光一はお茶を差し出す、椿は一気に飲み
干すと指輪が付いた左手で荒々しく涙を
拭く。




「初恋...だったんだ、和馬君は女嫌いで
私も最初は家の為だったってのもあった
けど...」




「ああ見えて花に対して優しく繊細な手で
私の誕生日にはリボンをくれて......嘘でも
デートとかしてくれて.............馬鹿だよね
...あんな事されても好きなの」




また溢れてくる涙を拭きながら椿は笑う。
光一は決心した、彼女みたいな人に和馬は
相応しくない。




「花嫁をやめるって手は無いのか?」


「...あるには、あるけど...」


「あるにはある?」


「決闘だよ」


「...なら、俺と決闘してくれ」


「え?」



「大丈夫、良い考えがあるから」



椿はワケが分からないが初対面ながらに
光一が善人だと見抜き決闘を承諾する。






【決闘、開催】




「ふざけやがって...っ」




「人を何だと思ってる...!」

2→←二人は魔女♂BlueSoul☆ 【ガンダ○、水○の魔○をよろしくです】



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スカーレット(プロフ) - 青さん» ん〜〜...流石にガッツリは難しいのでしてるかしてないか風に描きます! す「見えそうで見えない...ッテコト!?」 (3月16日 22時) (レス) id: 78c51d95e5 (このIDを非表示/違反報告)
スカーレット(プロフ) - 魔術師はクアーツさん» お返事遅れてしまい申し訳ございません!承知しました! (3月16日 22時) (レス) id: 78c51d95e5 (このIDを非表示/違反報告)
- 光和のディープキス…(駄目なら普通のキスでもよき) (3月2日 15時) (レス) @page41 id: 082703c9c7 (このIDを非表示/違反報告)
魔術師はクアーツ - あ、私猫耳です!名前!変えました! (1月26日 17時) (レス) id: 45a95b1035 (このIDを非表示/違反報告)
魔術師はクアーツ - 最終回……寂しいですね…… 卒業イラストなのに性癖全開リクエストします!クフとナイアで、クフさんヤンデレ、ナイアさんそれに依存してる、でお願いします!もしよければ、平行無幻の世界の光一vs和馬もお願いしますm(_ _)m (1月26日 17時) (レス) @page41 id: 45a95b1035 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スカーレット | 作者ホームページ:ないです  
作成日時:2023年2月25日 18時

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