彼氏ができない理由は【呪術廻戦】

理由13、やっぱりイケメンが好き ページ29

･




時代は日々変化する。なのに私たち人間って大して変わらない。
私たちは卒業して、離れ離れになると思いきや全員が高専に残った。

硝子は医師、他3人は呪術師兼教師。


私たちにも特にこれといった変化はない。
五条の口調が少し大人しくなったぐらい。最初はめちゃくちゃ笑ったけど今は慣れて可愛く思える。




『五条〜！！目の保養頼む！』

「ん、いいけど自分で取りなよ」

『な……急に緊張するじゃん』




コイツらのイケメンは時が経っても健在で、汚い呪霊とかを見た後に目の保養に使ってる。


黒いアイマスクを下げると長い睫毛に綺麗な目。
イケメンが視界いっぱいに広がる。




『はぁ〜今日も頑張ろ』

「時々Aがチョロすぎて心配になる」




硝子には「変な方向に進んだな」とか言われるけどさ、実際みんなイケメン見たら元気になるでしょ？

ほらこのイケメン具合だよ、テレビに出てるモデルや俳優よりもずっとイケメンだよ。




「もういい？」

『後3分』

「傑のとこ行きなよ〜」

『もう行ってきた、10分ぐらい見てきた』




正々堂々と正面から見てるだけマシだと言って欲しい。
遠くから見たり、すれ違いざまに盗み見たりしてないんだから。




「ホントAは僕の顔好きだよね」

『うん好きだよ、性格も男前だし』

「え？」

『……ん？』

「結婚する？」

『なんでそうなんの』




たまに五条の事がわからないのは、学生の時から変わらない。

誰一人として性格は学生の頃から変わってないんだけどもね……みんな独り身だし。




『いいな〜五条レベルのイケメンって鏡見たら「よし今日も頑張ろう！」ってなるの？』

「なるわけないよね」

『私より過労のはずなのにツヤツヤお肌にプルプル唇でさ〜、イケメン長身家柄良し実力もお金もある。ホントいいな〜』

「さっきから何言ってるのかよくわかんない……」




アイマスクを元に戻して元気チャージ完了。
美容に気を遣って色々試してるのに、なんで何もしてない五条の方が綺麗なのか理解できないなぁ……





･

理由14、夜蛾先生の嘘つき→←▽

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す