彼氏ができない理由は【呪術廻戦】

理由6、目標達成は彼氏作りへの第一歩 ページ14

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『や、やったー！！』

「おめでとうA」

『どう考えても夏油のおかげ！ありがとう！！』




彼氏を諦めて、暫く呪術師としての腕を磨く事に専念した。

正確には諦めていないけど夜蛾先生が強い方が呪術師からもモテると思うって言ったから頑張った。


低級の任務詰め込んで、術式の精度を上げたり、体術は夏油が協力してくれて無事に1級術師へと昇格できた。

今年の1年は強者揃いと言われるようになって夜蛾先生も鼻が高そう。




『嬉しい〜！後輩いつでもカモンよ！』

「噂では来年2人、入学するらしいよ」

『やー、そんな事どうでもいいや！夏油ご飯行こう！奢る！』




もうすぐ後輩が入学してくる。
これで堂々と胸張って後輩の面倒を見ることができるし良かった！


誰が推薦してくれたのかは教えてもらえなかったけど、推薦してくれた人に恥じないよう頑張ろう。




『あの時祓えなかった1級の呪霊も、今の私なら祓えるかな？』

「実力は十分だし祓えるんじゃない？」

『嬉しいなぁ、やっとみんなの戦力になれる』




あの時の弱っちぃ私にサヨナラ！



そして長らくお休みしていた彼氏探しを再開した。
1級になった事で単独任務も増えて、補助監督や窓の方々と会話する事も増えた。


歳の近い(と言っても20代半ば)の補助監督と2人で任務終わりにご飯に行ったり、
今年は1年だから参加できなかったけど、来年の為に見学してた交流会で連絡先を交換した3年生と会ったり……


だけど会話が呪霊や任務の話になって盛り上がらずダメだった。同業者はダメという事だ。





奢るよ！宣言してから日は空いてしまったけど、任務が被った後にラーメンを食べに来た。




『男って星の数だけいるんじゃねーのかよ』

「荒れてるね」

『荒れるでしょ、そりゃ』




最初は硝子にばっかり彼氏ほしい話をしていたけど、クラスは4人だし、こう長く一緒にいれば自然と男達にも話してしまう。

そしてコイツは聞き手に回るのが上手い。




『でも彼氏とはラーメン食べに行ける距離感の人じゃないと無理だな』




1日ぐらいなら可愛く振る舞えるけど3日もすりゃ可愛く振る舞うのは疲れるし、

オシャレなランチもいいけど、すぐスタミナになりそうな油の浮いたラーメンが好きだし。

米とか炭水化物美味しいし。ガツガツ食べなきゃ任務に行けないし。




「Aらしいね。まあ応援してるよ」

『マジで応援してくれ』





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