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§壱話§ ページ3

大正時代、鬼が群がる小さな村があった。



仮にも隠として蟲柱の《胡蝶 しのぶ》の付き添いで鬼の双子が頭上の屋根から鬼を見下ろしていた。




A「〜♪〜♪」



奇妙な竹笛を僕が奏でるように吹くと鬼の動きがピタリと止まる。



ユリ「あわわっ...!」



ユリは、蝶の竹笛を手に持ったまま僕に先を越されて不意に驚いた顔で此方を見ていた。





すると...




胡「貴方達を信用する事が出来ませんが少しずつ理解することを考えますね? ニコッ」



と、しのぶが双子に言う頃には村を襲っていた野生化した鬼が毒により致命傷を受け倒れていた。



A/ユリ「「僕達を/私達を信じてくれないのですかぁ?」」



胡「プッ...話を聞いてましたか?

今は、貴方達を信用する事が出来ませんが少しずつ理解すると...私は言いましたよ。」



ハモった双子の言葉に釘を指すようにしのぶが答えた。


胡(鬼が鬼殺隊となれば...


不振がる柱や隠、それに鬼殺隊にとって信用性が必要となりますし...


この双子から人を殺めた匂いがしない事もお館様は、ご存知だったのでは?)


Aとユリを見ていたしのぶは、心の中で考えてしまう。


その日の夜、美しき月が空に輝いていた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼殺隊 , 双子   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:瑠璃*光 | 作成日時:2020年9月19日 11時

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