その彼、歪な正義【実況者】 (ページ3)

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二話ページ3

「ねぇねぇ、ゾムークくんだよね。」

『は、はいっ！な、なな、ナンスカッ…！？』

いきなり話しかけられて声が裏返る。

さっきの面接の時のやつじゃん！！
こいつ目に光なくて何考えてるかわからん…

コワイ…コワイヨォ…(キャラ崩壊)

「緊張してるのかな、」

この試験官？は少し口角を上げ、笑ったようだが
目が笑っていなくて怖い。

正直言って早く総統の首掻っ切って帰りたい。

『はは、こう言うの初めてで(笑)』

愛想よく笑う。

怪しまれていることは確かだから、
少なくとも総統に報告されないようにしなければ、

「そっか、この軍は、良いところだよ。緊張しないで」

『あはは、ありがとうございます』

そういう事じゃないんだけどなぁ…

ていうか良いところって…こいつ正気か。

「ところでゾムークくんは何処の部隊希望？」

『え、っと、僕は暗殺ですかね』

「そっか、頑張ってね。」

そういうと面接官の顔に影が差したような気がした。

え、何この雰囲気…

『？ありがとうございます、』

「じゃあ行っていいよ。時間取っちゃってごめんね」

『あ、大丈夫です！では…！』

確か次は実技試験だったはず、という事を今思い出だして
テンションが上がる。

あと敵の試験官と喋るなんてSAN値がゴリゴリ削られる。

シッマとかシャオロンとか大先生とかすげぇな、