ストーカーさんですよね？ ページ19
凪「あー、私トイレ行きたいかも」
「あ、じゃあ外で待ってるね」
凪「いやAも来て！」
下校途中に駅のトイレに連れ込まれる。
凪は神妙な顔で外の様子を伺っている。
「トイレ行かないの？」
凪「しーっ！」
「…どうかしたの？」
凪「あんた、つけられてる」
「え…？」
そっと通路を見ると確かに見覚えのある人が立っていた。
凪「わざと駅まで遠回りする道通ってもついてきたし、偶然じゃないと思うんだ」
「…凪、ごめん。私あの人と話がしたいから先に帰っててもらえる？」
凪「いいけど…。危ないと思ったらすぐ警察に通報しなよ？」
「わかった、行ってくるね」
意を決して、その人に近づく。
するとその人は顔を上げて口を開いた。
「はじめまして。いや…お久しぶり、かな？当麻Aさん」
「この前の…。なんで私の名前知ってるんですか？」
「なんでって、調べたからよ」
ぞくり、と背中を嫌な感覚が走る。
「あ、名乗らないのも失礼よね。私は三島かおりっていうの」
「三島さん…」
「私ね、あなたに話したいことがあるの」
ここじゃあれだし場所変えよっか、と歩き出した。
ーーーーーーー
着いたのは、子供たちが普通に遊んでいる公園だった。
しかも目の前には交番がある。
こんな所に連れ出すのだから、私をどうこうするつもりはないようだ。
三「それで話っていうのはね、あなたと聖臣くんのことなんだけど」
この人は多分もう何もかも知っている。
だからしらばっくれても無駄だ。
三「私この前聖臣くんに振られたのね。
それより前にだけど、プレゼント渡すために後をつけたの。
それであのマンションの部屋に住んでるって分かって、
そしたら買い物帰りの女子高生と遭遇して。
まあそのときは親戚だと思ってスルーすることにしたんだけどね」
「それより前にも佐久早さんのことつけてたんですよね…？」
三島さんは軽やかに笑って続けた。
三「そうね、流石に気づいてたんだ。
それで会社の人で飲んだときに聖臣くんのこと落とそうと思ったのにね、
他に気になる子とか彼女とかいるみたいな口ぶりで。
私そのときもしかしてって思ってあなたのこと調べてみたの」
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日野時雨(プロフ) - ミルキーさん» コメントありがとうございます！そう言っていただいてすごく嬉しいです(泣) 受験がんばりますね！最後まで読んでいただきありがとうございました！ (2021年8月12日 11時) (
レス) id: cbcbcad47f (このIDを非表示/違反報告)
日野時雨(プロフ) - めんたいこさん» コメントありがとうございます！臣くん推せますよね…！読んでくださってありがとうございます！ (2021年8月12日 11時) (レス) id: cbcbcad47f (このIDを非表示/違反報告)
ミルキー - 完結おめでとうございます！！(？)最後までとっても面白かったです♪そして、受験頑張ってください！！応援してます！！お疲れ様でした！！ (2021年8月10日 21時) (レス) id: c7ec2b7223 (このIDを非表示/違反報告)
めんたいこ(プロフ) - とても面白くて楽しい作品でした！箱推しなのですが、臣くん推しになりそうです！ (2021年8月10日 19時) (レス) id: 06c1dc4e2e (このIDを非表示/違反報告)
日野時雨(プロフ) - ミルキーさん» コメントありがとうございます！それすごく分かります笑 無事完結することができました！最後まで応援してくださりありがとうございました！ (2021年8月10日 19時) (レス) id: cbcbcad47f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日野時雨 | 作成日時：2020年7月26日 13時
