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「あの、私初イベントなのでご迷惑おかけしてしまうかもしれませんが、宜しくお願い致します」

「私に任せておきな!そんな緊張しなくて大丈夫だからね」





──





レックが終わり、打ち合わせを済ませると狩野から電話が



「お疲れ〜もう帰ってる?」

「お疲れ様です。今から帰るところです。」

「マジ、俺も今終わったから迎えに行くよ。どこ?」

「いいんですか?えっと、」


スタジオを出て歩いていたA

何やらボソボソと受話器に布が擦れるような音がした狩野



「わっ」

「どうした?」


その場に倒れたA



「並木?おーい」


声が聞こえなくなり、通話が切れた





──





「あっ」


Aと連絡が取れなくなり、とりあえず部屋へやって来た狩野
エレベータを降りると、斉藤の姿が



「あれ?並木は?」

「帰ってないみたいです」

「そっか、さっきから電話してるけど出ないんだよね」

「俺もです。つか何の用ですか?自分が何したかわかってます?何で平然と会えるんですか?」

「え…悪いと思ってるから、償いだよ。本気で悪いと思ってるから」

「本来警察絡んできますよね、それ傷害罪じゃないですか?治るから良かったけど、マジで何やってんすか」

「うん…物凄く後悔してる。でも今はそれより並木が心配で」

「は?何がですか」

「壮馬も電話繋がらないんでしょ?俺さっき終わってから電話した時は出たんだよ。で迎えに行くよって、どこにいるのって、聞いたら切れちゃって」

「…その場所はわかりますか」

「いや、聞いてない…外にいるみたいだったけど」

「もう一度電話してみます」


斉藤が電話をかけると、エレベータが開いた。



「あれ?!何してんの2人とも」

「惇太!」

「お疲れ様ですぅ」

「おつ!並木だよね?」

「そうです!けど、電話しても出ないんですよね」

「俺らもそうだよ。今壮馬がまたかけてくれてるけど」


2人が斉藤を見ると



「ダメです、出ません」

「どうしたんだろうね」

「とりあえず江口さんちで待たせてもらいますか」

「そうだね」


インターホンを押した狩野



「いないみたいだね…」

「どうしましょうか」

「うーん…とりあえず今日は帰ろうか」

「そうですね」


狩野と寺島がエレベータへ向かうが、斉藤は動かなかった



「どうした?」

「俺もう少し待ってみます」

「わかった。帰ってきたら教えて」

「わかりました」


1階へ降りた2人





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作者名:のまじゅ♪ | 作成日時:2024年2月25日 13時

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