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レックが終わり、次の現場へ向かった。
「おはようございます」
楽屋挨拶へ回っていたA
「おはよう！！ねえ大丈夫？ヤバいことになってるじゃん！」
佐倉が楽屋に招き入れてくれた。
「お騒がせしてしまい申し訳ありません」
「いや全然全然全然！！ただ、あれってどういうことなの？」
「あ、記憶喪失の件ですか？」
「うん、それもそうなんだけど、付き合ってたの？」
「そのようですが…その記憶が無いんです」
「それは混乱するよね…でも保住は今回の件に関して投稿してないのにさぁ、何でAだけ謝らなきゃならないの！？事務所は何やってるのよ」
「保住先輩の事務所からは、ご本人へ注意はいっているようですが…」
「注意されてるのに自分は知らんぷりかい！何なんだよあいつ」
「事を荒立てない様に、あえて何も触れないようにしているのかと…ファンの方々の暴走が一番怖いので」
「はぁ…確かにね。気を付けてね」
「はい、ありがとうございます」
一緒にブースへ向かった。
…
「あ、お二人イベント決まりましたよ〜」
レックが終わりブースから出ると、佐倉のマネージャーから声が掛かった。
「マジですか！地方かい？」
仲良く話す佐倉を見ていたA
「そうです。北海道です！今回はお2人が北海道担当になります！」
「わぁ…っ」
目を輝かせて喜ぶ佐倉
嬉しそうだなぁ…
可愛く思った。
クルっとAの方を向くと、ハイタッチをした。
「まさかこんなに早くAと行けるなんてね」
「嬉しいです。楽しみにしています」
「私もー！あ、部屋予約した？」
マネージャーに聞いている佐倉
「まだです。ご希望あるかなと」
「北海道でしょ？私ずっと行きたかった温泉があるの。あ、でも会場から近いかな…。でも大丈夫各地に行きたいところあるから！後でラインするわ。それから、」
早口でしゃべる佐倉に圧倒されるA
マネを見ると、素早くメモっていて感心した。
「あ、同部屋でお願いね」
「並木さんには確認してますか？」
そう聞いたマネ、そのまま並木を見た
すると佐倉も見た
「いいよね？北海道だし同じ部屋じゃないとね？」
「あ、はいっ」
“北海道だし”の意味はわからなかったが、笑顔で答えた
「では一部屋の予約ということで」
マネはメモをとるとその場を去って行った。
「先輩」
「ん？」
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作者名：のまじゅ♪ | 作成日時：2024年2月25日 13時
