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「同じ部屋…？……はぁ？」
一瞬思考停止した斉藤
「あっ佐倉先輩がマネさんに同じ部屋をお願いしていたんです！それを変更なくそのまま」
「は？何言ってんの？」
これはガチでキレてる…
目つきが怖かった。
「土岐先輩がマネさんに電話して確認して下さったのですが、マネさん側のミスで…っ、土岐先輩は悪くn」
「そういう問題じゃねぇんだよ。何で部屋変えてもらわなかった？他にも空いてただろ？」
「わかりません…確認してません、」
「だから何で確認しなかったんだよ。意味わかんね」
箸をテーブルに叩きつけた斉藤
ビクッと驚くA
「壮馬、落ち着いて。何かわけがあったんだよ」
江口が言うと、
「経費削減でそのまま泊まるようにマネさんから言われたそうです」
「それ信じたんだ？お前ヤバいな、そこまでバカだと思わなかった。それで何もなかったって、誰が信じんだよ。あ？」
「すみません…でも本当に何もないんです。本当です。信じられないかもしれませんが…」
「それが事実だとしても、お前のこと信じられなくなったよ。」
「あ…っ」
上着を持って部屋を出て行ってしまった。
「壮馬の気持ちもわかってあげてくれな」
「はい…私が軽率でした」
「何も無かったのは信じるよ。けど、壮馬にとってはそれ以上にショックだったんだと思う、そんな行動をした並木に対して」
「はい…」
「壮馬も言ってたけど、土岐だったから良かったかもしれないけど、何があっても自業自得になるんだぞ」
「はい」
「まだ若いから…簡単に考えちゃうんだと思うけど、何かあってからじゃ遅いんだよ。俺らはそれを心配して言ってんだよ」
「はい…」
「そろそろ壮馬が怒ってる意味理解して、一つ一つの行動を考えていかないと…いつか取り返し付かないことになるよ」
「そうですね…気を付けます。」
帰宅すると、江口の言葉が脳内で繰り返された。
そして目に焼き付いてる斉藤の表情、言葉。
あれほど男と2人になるなって言われてたのに…
お酒だって、我慢できたはずなのに。
私は何をやってるんだろう。
これじゃあ怒られても呆れられても当然だ…
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作者名：のまじゅ♪ | 作成日時：2024年2月25日 13時
