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“皆さん元気ですか。
僕は毎日泣いてます。”

“今日が何の日か知っていますか?
僕にとってとても大事な日なんです”

“2月22日は猫の日ではありません
もっともっと大切な日ですよ〜”

“ファンのみんなは僕が幸せなら嬉しいよね?”


普通に更新されている文面を見てホッとした。
コメント欄も落ち着いている…私とは大違いだ。

早めに身支度を終えると、寺島から起きたら電話するようラインが来ていた。


「おはようございます。連絡遅くなってしまいすみません」

「おはよう。大丈夫だよ。」

「あの…昨日は色々とご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。それと、助けて頂いてありがとうございました。」

「ううん。俺がもっと早く帰れれば良かったんだけど」

「いえ!そんな…あの、寺島先輩にお聞きするのはどうなのかと、悩みましたが…
他にお聞きできる方がいませんので、お許しいただけると有難いです。」

「うん?」

「その…土岐先輩は、大丈夫でしょうか?
あの後、連絡など取られていますか…?」

「いや…連絡は取ってない。並木は心配しなくていいよ」

「でも…お二人の仲や、他の先輩方との関係などもとても心配です。
昨日、よく考えてみたのですがしきたりというのは、古く昔から伝わってきたことだとお聞きしました。」

「うん」

「今までの先輩方が代々やられてきたことなので、今の現役の方々がこれを実行し続けてきたのも無理はないと思います。
ですが、新人の立場からすれば今まで夢半ばで諦めていった方たちを思うと胸が痛いです。」

「ん…」

「先輩方には申し訳ありませんが、私はこのしきたりを絶滅させたいです。
もし宜しければ、協力して頂きたいです。
出てきたばかりの後輩が、生意気なことを言って申し訳ありません。」

「ううん。俺も、これを続けていいのか悩んでたから…協力させてもらうよ」

「ありがとうございます!今回思い改めて下さった江口先輩や寺島先輩を信じています。宜しくお願いいたします」

「並木には辛い思いさせて本当に申し訳なく思ってる。昨日江口さんとも約束したし、しきたりもだけどまずは保住の問題から。
とりあえず終わったらまた連絡するね。」

「はいっ」


笑顔でスマホを閉じると、現場へ向かった。

いつもより1時間も早く入ると、楽屋で台本を読んでいた。

すると着信が





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作者名:のまじゅ♪ | 作成日時:2024年2月25日 13時

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