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松葉づえで外食するのはちょっとなぁ…
夕飯を考えていると、コンビニの前を通りかかった。
ここで適当に買っていくか…
せっかくだしご当地グルメを堪能したかったけど、仕方ないね
買い物を済ませホテルへ着いた。
「すみません、チェックインお願いします。」
「はい。お名前宜しいですか？」
予約した関係者の名前を伝えた。
「はい。確認が取れました。お連れ様ですね。」
「お連れ様…？」
「こちら、カードキーになります。」
「あ、ありがとうございます…」
エレベータに乗り込んだ。
お連れ様…？
首を傾げながら降りると、廊下を進んだ。
部屋番号を確認し、カードキーをかざすと、鍵があいた。
ゆっくりドアを開け、中に入る
奥へ進むと、ベッドが2つ並んでいた
「えっ？」
思わず声が出てしまった。
電気はついているが、誰もいない。
すると、“シャー”と音が聞こえ驚き振り向いた。
「え…？」
恐る恐る音へ近づくと、バスルームからだった。
そっと手をのばし、ドアを開けると
浴室から人影が見え、驚いて声が出てしまい尻もちをついた。
すると、シャワーの音が止み、ドアが開いた。
「え…」
ドアから覗いた顔
「並木…！」
「土岐先輩…！！」
「お前、何やってんだ…」
「す、すみません！！」
慌てて立ち上がり玄関ドアまで走るが、後ろから腕を掴まれた
「ごめんなさい…！！」
振り向けず、目を瞑ったまま謝った。
「大丈夫、着てるから」
ゆっくり振り向くと、バスローブを着ていた。
「どうやって入った？」
「あの、根津さんの名前でホテルの予約がしてあって…チェックインしたらこの部屋だったんです…っ」
「え。俺も根津さんだけど…」
「…あ！！」
「なに！」
「そうだ…そうでした、佐倉先輩が私と同室を予約するようにマネさんに言ってました…」
「…え、」
すぐにマネージャーに電話をかけた土岐
深呼吸をして自分を落ち着かせ待っていると
「確認した。悪かったな」
「いえ、」
「予約したまま、変更しなかったみたい。で…だけど、」
「はい」
「このまま泊まってくれって…言われたんだけど」
「え」
「け、経費削減…？みたいな、そんな感じ」
先輩、目が泳いでますけど…
「わ…っかりました…」
「え」
「え？」
「いいの？」
「えっマネージャーから言われたんですよね？」
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作者名：のまじゅ♪ | 作成日時：2024年2月25日 13時
