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「よし、片づけ終わり」
「あれ、並木は?」
「惇太さんがベッドへ連れて行きました」
「えっ」
西山から聞いて寝室へ向かった狩野
キッチンから聞いていた斉藤も後を追った
すると、ドアの前に立っていた狩野
「惇太帰ったみたい。並木は寝てた」
「え、そうなんですか」
「俺らも帰ろう」
「はい」
玄関を確認すると、靴は無かった。
リビングへ戻ると、皆帰る支度を済ませていた。
「鍵あるかな」
「あ、鍵なら預かってます」
狩野が江口に渡した
全員が部屋から出たのを確認すると、鍵を締め玄関ポストに入れた。
「あれ、惇太は?」
「なんか、うるさくするとまた目を覚ますからって、先に帰りましたよ」
「そっか」
江口とは部屋の前で別れた。
他はエレベータに乗り込んだ
「惇太さん、帰るなら一言言ってくれればいいのにね」
「うん。つか何で春巻きに怯えてたの?」
狩野が西山に聞くと、笑った斉藤
「それは…っ、や、そんなことより、りさって知ってますか?」
恥ずかしさで話を変えた西山
「りさ?誰?」
「わからない、並木が寝言で言ってた」
「じゃ友達じゃない?」
「ま、そうか…」
何か引っかかったが、それ以上は聞かなかった。
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作者名:のまじゅ♪ | 作成日時:2024年2月25日 13時