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寺島と狩野がリビングへ戻ると、斉藤も靴を脱いで部屋へ上がった。
その時、またインターホンが。

斉藤がすぐにドアを開けると



「あ」

「壮馬!」

「何?何の用で」

「え。壮馬こそ…」


驚いた西山の後ろから顔を覗かせた江口



「何だ、俺だけだと警戒されると思って宏太朗連れてきたのに、先越されたか」


笑った江口、手には袋が

3人がリビングへ入ると、テーブルに並べられていた料理



「え、何これパーティー?」


西山が聞くと



「あ、宏太朗じゃん。どうしたの」

「江口さんが並木のふr」


袋を床に落とし口を塞いだ江口、笑っている

そんな江口をジーーっと見ている寺島、狩野、手が止まっている



「どうされました?」

「ううん、皆飯買ってきてくれたんだな。」

「はい、皆さんで食べましょう」

「うん。あ、俺も買って来たよ」


江口がテーブルに出した春巻きと角煮を見た斉藤と西山、思い出した…



「げっ」


斉藤が咄嗟に出た言葉に、顔を見たA



「どうされたんですか…?」


その表情に、斉藤と西山がAを見た
それを見て笑った江口



「江口さん、わざとですね!」

「えー?何がよ」

「宏太朗、一緒に買って来たんじゃないの!?」

「僕が待ち合わせした時には、もう…」


狩野と寺島は不思議そうに見ている



「とりあえず乾杯しますか?」


手に缶チューハイを持っていたA



「え、飲むのか?」

「あ…ダメ、ですよね…」


苦笑いで缶をテーブルに置いた



「は?何で!」


狩野が斉藤に聞くと



「え…先輩は知らないからですよ」

「え?何を?」

「こいつ…」

「うん」

「…」


言っていいのか悩み、西山を見た
西山は江口を見た



「今まで何度か一緒に飲んだけど、半分は悪酔い、半分は問題なかったんだけどね…」


江口の言葉に、首を傾げた寺島狩野



「あ、もしかして酒癖悪いの?」

「あ…そうですね、悪いです…」

「いいじゃん、今日は悪酔いしても俺がカバーするから」


狩野はそう言うが



「カバーできるか、どうか…」


斉藤がつぶやいた。



「つか、その前に風呂行っておけば?皆そのために来たんでしょ」

「え、そうなんですか?」


西山が言うと、驚いたA



「あ、あの皆さん…私、お風呂は問題なく一人で入れていますので、大丈夫ですよ…お気遣い、ありがとうございます…」


笑顔が引きつっているA






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作者名:のまじゅ♪ | 作成日時:2024年2月25日 13時

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