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翌日





「う…っ!いったぁ…」


ベッドから出て床に足をついた瞬間、痛みが走った。

見てみると、昨日より変色している



「ふぅ…」


覚悟を決め立ち上がると、ゆっくり支度を始めた。



「はぁ」


長距離を歩いては行けずタクシーでスタジオへ向かった。



「おはよう〜!」


スタジオの廊下を歩いていると、花澤が後ろから手を振って走って来た。



「おはようございます!」

「えっ足どうしたの?手当てしたのって右足だったよね?!」


すると



「並木さん!おはようございます!」


昨日楽屋へ来てくれたスタッフが走って来た。



「おはようございます」

「昨日は本当にすみませんでした!足大丈夫…じゃないですよね、」

「ああ、本当に大丈夫ですので」


苦笑いでスタッフと同じようにペコペコ頭を下げていると



「え…何かあったんですか?」


花澤が聞くと



「楽屋にあった花瓶が足に落ちてしまったようで…昨日全楽屋にある花瓶など危険なものは撤去させて頂きました!」

「そうなんですか…」


スタッフが去ると



「大丈夫?病院は?」

「はい、行ってきました。」

「どうだった?」

「骨折でした。全治3週間ほどなので、大したことでは」

「え!?労災労災!!」

「あああいえ!そんな、本当に大したことではないので大丈夫です!」

「えぇ〜あっそうだ!昨日パン忘れたでしょ!?これで少しでも癒されて!」


カバンから取り出したパンを渡した泣きそうな表情の花澤。



「ありがとうございます!」


花澤先輩に心配してもらえるだけでもう癒されてるけど…っ


楽屋挨拶へ向かうと、狩野の楽屋の前で躊躇した。

ノックをせず少し立ち止まっていると



「あっAちゃん」


ふと横を見ると、土岐が



「あ…おっおはようございます」

「おはよう。どうしたの?挨拶行かないの?」

「はい…い、行きます…」


ノックをしようと伸ばした手が震えていることに気付いた土岐、その腕を掴んだ



「どうした?何かあった?」

「いえ…寒くて…」

「俺も挨拶前だから、」


そう言って代わりにノックした



「はい」

「土岐です」

「どうぞー」

「失礼します」


土岐がドアを開けると、ドキドキしながら後ろに続いた



「おはようございます」


Aが挨拶すると



「そこで会ったので一緒に来ました」

「そうなんだ」





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作者名:のまじゅ♪ | 作成日時:2024年1月19日 20時

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