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レックが終わり江口と斉藤と3人で江口の車に乗り込んだ。



「すみません、江口先輩まで…」

「いや、俺も怖いからさ…」

「え?」

「や…俺は並木と同じ気持ちだと思うわ」

「そうですか…(?)ありがとうございます。」


マンションへ着くと、保住はまだ来ていないようだった。



「お邪魔しまーす」


2人を部屋へ入れた。



「暖かい飲み物を…あ、お酒の方がいいでしょうか」

「そうだな。俺ビール」

「え、壮馬。今から話し合いなんだよね?その前に飲むの?ねぇ?」

「別に変らないので、俺は」

「そうだけど…でも多少違うよ、やっぱ酒は」


すると、ビール瓶とグラスを持って来たA



「えっ持ってきちゃった」

「ありがとう」


引いてる江口と、素早く受け取った斉藤



「江口先輩はどうしますか?」

「え…俺は、お茶で…」

「ホットにしましょうか?」

「うん」

「わかりました」


トレーを持ってキッチンへ戻っていった。



「つかビール、瓶!?何で瓶であるの!?」

「ああ、缶で開けるのは面倒なので、瓶で買ってしまいました。」

「あ…そう、そっか…」


斉藤が飲んでいるのを見てよだれが出た江口。



「並木は飲まないよね?」

「え?」


ふとキッチンを見ると、グラスを口につけていた。



「あ、すみません…私も喉が渇いてしまいまして」


苦笑いでペコっと頭を下げるが



「いいんだけど、それ…まさかお酒じゃないよね…?」

「あ、これ美味しいんですよ。江口先輩もいかがですか?」

「へ?うん、」

「今お持ちしますね」


電気ポットがポコポコいっている

グラスに何かを注ぎ持って来た。



「どうぞ」


両手で渡すと、受け取って“いただきます”と一口飲んだ。



「うんま。なにこれ」

「美味しいですよね。こちらザクロとチェリーが入ってるんです」

「そうなんだ。俺ジュースって久々に飲んだ」


ごくごくと飲み進めた。



「いえ、そちらお酒です」

「…」


飲み干したグラスを持って固まった。



「もしよろしければ、おかわりを」

「うん。並木、さっき俺が言ったこと聞いてた?」

「え?すみません、何かおっしゃりましたか?」

「うん、これから話し合いなんだから酒は後にしようって」

「申し訳ありません、聞いてませんでした…」


グラスを預かりキッチンへ持っていくと、お茶を入れ持って行った。




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作者名:のまじゅ♪ | 作成日時:2023年10月31日 19時

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