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翌日
「おはようございます」
リビングに入ると、まだソファに眠っていた。
静かにキッチンへ向かうと、朝食の準備を始めるが…
すぐに目を覚ました江口。
「んんっ？！」
「あっすみません、起こしてしまいました」
「あ…あぁ、そうだ昨日」
「はい。おはようございます」
「おはよ…え、飯…」
「今ご用意してます。勝手に冷蔵庫開けてしまいすみません」
「全然いいよ…ありがとうね」
「いえ、こちらこそありがとうございます。」
「俺支度してくるね」
「はい」
江口を待ちながらテーブルに朝食を用意すると、コーヒーを淹れた。
「お待たせ」
「はい。私も帰って準備してきます」
「え、一緒に食わないの？」
「すみません、朝は決まっているんです。以前江口先輩に運んで頂いたダイエット食です。あれ中村先輩に頂いて、朝は毎日食べてるんです」
「ああ、あれねぇ。今日現場一緒だったよね」
「はい。支度をしたら戻ってきます」
「待ってるね」
「はい。では一旦失礼します。」
Aが出て行くと、スマホを見た。
「あー…」
“どういうことですか”
“江口さんがついに！！後輩に手を出した”
“別に泊めなくても部屋まで送ればいいじゃないですか”
“そうだそうだ！言い訳するならもっとマシなこと言えー！”
“つか何で返事無いんですか？”
“壮馬、それを聞くのは野暮ってもんさぁ”
“うざ”
“明日詳しく聞かせてもらいますよー！”
やばいな…昨日すぐ寝ちゃったから気づかなかった…
1時間後、戻って来たA
「すみません、遅くなりました。」
「大丈夫だよ。いつも今くらいに出てる？」
「はい」
「じゃ行こうか。」
駐車場へ向かうと、車に乗せてもらった。
「ちなみに旅行もこの車で行こうと思ってるんだけど大丈夫？」
「はい。よろしくお願いします」
「車酔いする？」
「そうですね…下手な方の運転ではかなり酔ってしまいます」
「マジか…怖いな」
「大丈夫です。江口さんはお上手な気がします」
「ハードル上げないで」
「はい」
スタジオへ着くと
「私後から行きますので、お先に」
「いいから一緒に行くよ。昨日も言ったけど、気にしなくて大丈夫だって。」
「わかりました。」
「手繋いで行く？」
「えっ」
そんな冗談を言って笑わせてくれた。
「おはよー」
「おはようございます」
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作者名：のまじゅ♪ | 作成日時：2023年10月31日 19時
