検索窓
今日:3 hit、昨日:45 hit、合計:14,144 hit

14 ページ31

_





翌日





自然と目が覚め部屋の時計を確認すると、目覚ましが鳴る時刻より30分ほど早かった。
目覚ましをオフにして支度を始めた。



「えーっと今日は…」


カバンに台本をしまい、朝食を済ませた。

テレビで天気予報を確認し、部屋を出ると



あ…イヤホン忘れた。



歩きながらつぶやいた。



スタジオへ着くと、自分の楽屋にカバンを置き挨拶へ向かった。





コンコン





“はーい”

「失礼します」


楽屋へ入ると、斉藤と西山が。



「おはようございます。よろしくお願い致します」


ペコっと頭を下げ出ようとすると



「ちょっと座りなよ」

「…はい」


西山に言われ、正面に座った。
隣には斉藤が。
黙ってスマホを見ている



「聞いたよ」

「何をですか…?」

「江口さんが、並木はすっぴんの方が可愛いって」

「…っ」


真っ赤になり黙った。



「でも何でスッピン知ってるの?江口さんと付き」

「あ、いえ昨日の朝、わざわざ家まで来てくださって、お誘いを受けました。寝起きでしたので、醜態を晒してしまい…」

「なるほどねぇ。でも良かったじゃん、可愛いってさ」

「気を遣って下さったのかと…」

「いや違うね。わざわざ言わないよ、そんなこと。僕も見たいなぁ」

「見ない方がいいです。」


二人の会話を聞いてスマホを閉じた斉藤



「旅行でも行くか」

「えっ」


驚いて斉藤を見たA



「いいねっ!行こう!」

「でも、まとまった休みなんて取れるのでしょうか…」

「真面目だなぁ。お前より忙しい江口さんだって取れてるよ」

「そうなんですか?」

「その代わりまとめて録る必要があるけどな。ま、お前まだこのアニメと冠一本だけだろ」

「はい」

「なら、今期終わったら行けるから」

「そうなんですね…わかりました」

「で、他に誰誘う?」


西山が斉藤に聞くと



「江口さんと、あとは界人とか?」

「いいねぇ、界人と」

「あと梅ちゃん」

「え、梅ちゃん…」

「嫌なの?」

「いいけど…いいの?壮馬」

「何で」

「だって、あんなイケメン来たら勝ち目ないじゃん」

「何の勝ち目だよ!」

「だって並木が」

「並木は俺が好きなんだから大丈夫」

「おお…っ」


ニヤニヤしている西山と、照れているA



「あ、あの…恥ずかしいので、そういうことは他の人に言わな」

「何が恥ずかしいんだよ。俺のこと好きって言ったよな」




_

14-2→←13-20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
58人がお気に入り
設定タグ:声優 , 斉藤壮馬 , 江口拓也
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のまじゅ♪ | 作成日時:2023年10月31日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。