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「もしかして、もう好きな人いたりする？」
西山の隣に座った。
「好きな人ですか…」
無意識に隣を見ると、斉藤と目が合った。
「「えっ」」
江口と西山が同時に驚いた
「俺のこと好きだよな」
「はい」
「「…」」
「惚れやすいもん」
「違います、憧れだったんです」
「知ってる聞いた」
「きっかけをくれた先輩です」
「それで保住と付き合ってたんだーへぇー」
「ヤキモチやかないで下さい」
「はぁ？」
二人のやり取りに混乱する江口西山。
ふと手元を見ると、お酒の缶が。
いつの間に…
「私は告白しろと強制されて」
「ばっ」
Aの口を手で塞いだ斉藤
「え、告白の強制とかあんの」
「えぇ…」
二人が引いていると
「勇気出して告白したのに…こたえもらえなくて、」
泣きそうなAに内心焦る斉藤
ピンポン…
「あっ来た」
江口が玄関へ向かった。
「つか告白の強制って？！」
「斉藤先輩が、好きな先輩に告白してこいと、」
「おい！！内緒だって言ったろ！！」
「ううっ」
鋭く睨まれ黙ったA
「こいつ酒飲ませたら全部吐くねっ」
嬉しそうに笑った西山。
「来たよー」
寿司を持って戻って来た。
「つか並木に酒出したの誰」
「僕ですぅ」
手を上げた西山。
「はぁ、早いってぇ」
「いいじゃないですか、じゃあ皆の分も持ってきますね！」
キッチンへ向かった。
「壮馬介抱お願いね」
「何で俺なんですか」
「仲いいでしょ」
「決めつけないで下さいよ」
「いや誰が見てもそう思うって」
Aの正面に座った江口。
テーブルに寿司を置くと
「わぁ…美味しそうですっ」
「お嬢様のお口に合うかどうか」
「やめて下さい」
「実際これよりいいもん食べてたんでしょ？」
「それは…」
「ほら否定しないじゃん！！」
笑った江口。
「私、お寿司大好物なんです…でも、今はダイエット中なので…」
「少しくらい大丈夫だよ」
ふと、目の前の量を見た4人
「少し、では無いですけど…」
西山が言うと
「う…っ」
「どうした」
「以前、ある先輩方から無理やり食べさせられたこと思い出しました」
「え、誰！？」
Aの言葉に、ドキッとした西山斉藤
「いえ…名前は言えませんが、居酒屋に誘われて、それで…太る食べ物ばかり注文されて、そして無理やり…っ」
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作者名：のまじゅ♪ | 作成日時：2023年10月31日 19時
