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翌日





休日だったが、いつもより早く目が覚めた。



「うー…」


頭を押さえながらキッチンへ向かうと、水を飲んだ。



頭痛い…けど、少し出かけたいな…



ダラダラとシャワーを浴び、着替えをしているとインターホンが鳴った。



「え…朝だよ?」


そう呟いてモニターを見ると、江口が。



「おはようございます!」


急いでドアを開けると、



「おはよう。これあげる」


差し出された紙袋



「え…なんですか…?」


受け取ると



「前に、料理持ってきてくれたり、作ってもらったから」

「え、そんな…全然」

「気持ちだから。今日休み?」

「はい…すみません、気を遣わせてしまって。ありがとうございます」

「いいえ。良かったら一緒に飯どう?」

「はい!あ、今準備を」

「うん、出来たらうちに来て」

「わかりました!」


リビングへ戻って思い出した。



やっば…今完全すっぴんだった…最悪…
絶対引かれたよね。
うああ…気をつけなきゃ…



メイクを済ませ髪を巻くと、玄関を出た。



すると





「あ」

「えっ」

「なんだよその顔」

「い、いえ…おはようございます」

「今日は休みだったよな」

「はい…」

「つか何でそんなオシャレしてんの。」


ジーっと見ている斉藤



「あ…えっと、ちょっと出かけるので…」


苦笑いで答えると、鍵をしめた。



「ふーん」


斉藤を見ていると、江口の部屋へ入っていった。



「え…え?何で!?」



もしかして斉藤先輩も誘っていたとか…かな?





――





「江口さーん」

「おー壮馬おはよう」

「おはようございます。来ましたよ」

「ん、待ってた。宏太朗は?」

「今日は明けなので、少し遅れて来るそうですけど」

「そ。」

「つか今、並木いましたよ。なんかオシャレしてましたけど」

「ああ、俺が誘った。」

「え?!何で!!」

「何でって…お前らと仲良くしてもらう為に」

「はぁ…余計なお世話ですよ」

「並木とってより、宏太朗と仲良くしてほしいの」

「大丈夫ですって」

「そりゃ根本は仲良しだと思ってるけど、最近言い争い多すぎ。毎日それ聞かされる身にもなってよ」

「それは………すみません、」

「つか今なんつった!?」

「え?」

「並木が?」

「ああ、外にいましたよ」


急いで立ち上がると、走って玄関を開けた。





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作者名:のまじゅ♪ | 作成日時:2023年10月31日 19時

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