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「わかりました。」

「それじゃあ、お疲れ様です」


電話を切った。



「西山さん、マネが明日泊まりに来る時にお酒お願いしますって言ってました。」

「あ……はい」


何を言われるかと緊張していたが、ホッとした様子の西山。



「あ、なに二人のマネって同じなの?」


江口が聞いた。



「あ、そうなんです」

「事務所違うのにマネージャーは掛け持ち出来るって不思議だよね」
 
「でも何で西山さんと一緒にいると思ったんですかね…」




「や、それは…ま、気にしなくていいですよ!」


焦る西山。

 

「そういえば、さっき何で落ち込んでたんですか?」


真礼が聞くと



「実は…事務所から松岡さんをドラマに出してほしいと言われたみたいでして…」

「ああ、松岡くんを。どうしましょ…」

「私との絡みシーンが必要みたいで…し、しかも…しかも……っ、はぁぁあああああ」


“凄いデカいため息”
そう言って笑った江口。



「でもこれっていい機会ですよ」

「機会ですか?」

「松岡くん慣れするんですよ」

「慣れますかね…本当に終わる気がします」

「大丈夫です、あのドラマの様に野菜だと思えば!」

「あ、ハンバーグ!」

「はい!」

「ハンバーグと言えば、最近ハンバーグ作り頑張ってて」

「そうなんですか?」

「はい、松岡さんの大好物じゃないですかぁ」

「それなら仲良くなって直接作ってあげて下さいよ!」

「出来ますかね…ひゃああああああああ」

「あ、パニック入りました」


江口と西山に報告する真礼。



「はぁはぁ」

「大丈夫ですか?お酒飲みます?」


“いや何でここで酒すすめるの”
江口が笑うと
“真礼さんたまにちょっとサイコなんだよね…”
西山が呟いた。



「お酒いただきます」

「お酒入りました〜」


“はい喜んで〜”
江口がキッチンへ行った。
“ちょっと、いいんですか?”
西山は心配そうだ。



「色々持って来たよ〜」


江口が運んできたお酒をテーブルに並べた西山。



「わぁ〜並木さん何飲みますぅ?」


江口が聞くが、



「じゃあレモンサワーいただきます!」

「僕が作ります(アルコール少なくしなきゃ…)」


そう言って西山が作り出した。



「そういえば、ずっと違和感があって…今日は皆さんにお願いがあります。」

「え、何ですか?」

「あの、私は皆さんの後輩になったので、敬語はやめて頂けませんか?距離も感じますし…」




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作者名:のまじゅ♪ | 作成日時:2021年12月29日 23時

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