夢の記憶-裏側編2-

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「ごめんなさい、思い出の歌で、色々思い出しちゃいました」

「これ、失恋ソングだけど…」

「この歌の歌詞がもう、自分の経験そのもので」

「あ、なるほど…」

「それにしても前から思ってましたが声優さんって歌うまいですよね」

「そうかな？」

「いや江口さんに言ってませんよ」


笑顔で言ったA



「怖いい…」


引いている江口



「だって江口さんは別に」

「それ以上は言わないで！傷つきやすいのおおお！」


両手を前に出して止めた江口に笑ったA



「私は松岡さんの歌い方好きなんですよね…」

「生で聴いてみたい？」

「はい！もちろん聴きたいです、なのでいつかイベントに行ってみたいんですよね…いつになるかわかりませんが、絶対」

「イベントに行かなくても…んんっ」


後ろから島崎の口を塞いだ猫。



「松岡さんは声優としてはもちろん、普段の声も笑い声も笑い方もドストライクで
喋り方も歌い方も優しく包み込むような感じが特徴で、本当にドストライクで
でも強めに罵るセリフもキュンキュンして…とくにかく存在が神で
生まれてきてくれて、生きていてくれて、本当にありがとうございます！って感じです」

「あ、本格的に酔ってきたぞ」

「よしそろそろ帰ろう」


内田姉弟が何かを察し、打ち上げはお開きとなった。





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