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tatsuya side
「…」
岩本「ふっか。」
「…っごめん」
心花ちゃん達からの話は衝撃的なものだった。
目黒の何かに嫌気がさしたとかじゃなく。
目黒の為を思って離れたAちゃん。
そして、そんなAちゃんは今、入院してると。
心花「…1度翔太くんに何か知らない？って聞かれた時も話すか迷ったけど…どうしても…言えなくて…」
亜美「黙っててごめんなさいっ」
麻耶「でも、Aちゃんのことは責めないで…」
そう泣きじゃくる3人の彼女達を見てると彼女達なりに苦しんで、本当は言わないつもりだったこの話をする決意をしたのがAちゃんの治療が上手くいってないということの信ぴょう性をあらわしていた。
渡辺「…心花達は病院も知ってるの？」
心花「…知ってる。」
岩本「亜美も言ったことある？」
向井「麻耶も」
照達が聞くと首を縦に振り頷く。
「…とりあえず、行こう」
岩本「病院に…？」
「…目黒に伝えるか…判断はそれからにしよ」
渡辺「だな。」
向井「今から行くん？」
「いや、さすがに今日はもう遅いし、あと、俺ら全員で行って噂になってもマズイから、Aちゃんと関係性のある照と、亜美ちゃん、あと俺で行ってくる」
向井「わかった。頼んだでふっかさん」
渡辺「ふっか。照。頼んだ」
話はまとまり、その日は解散。
次の日俺らは照の運転する車で目的地に向かった。
亜美「…こっち」
亜美ちゃんに案内してもらって病室の前に着く。
たしかにそこのネームプレートには白宮A様の文字。
亜美「入るよ？」
岩本「うん、」
コンコン。
亜美ちゃんが扉をノックすると中から弱々しい声で『はい』と返ってきた。
亜美「Aちゃん？亜美。入っていい？」
『どうぞ』
カラカラと音を立ててドアが開くとそこには
最後に会った時とは変わり果てたAちゃんの姿。
栗色の綺麗な髪の毛も全て抜け落ち、血色がはっきりしていた頬も痩せこけ、元々細身だった身体は更に細く見えた。
『亜美ちゃ…え…なんで？』
窓の方を見ていたAちゃんはこちらを振り返ってあからさまに驚いた表情を見せた。
岩本「A…」
『…ひー兄』
「Aちゃん」
『深澤…さん』
亜美「ごめんねAちゃん。約束破って…」
『…帰って』
岩本「…」
『帰ってよ！！！もう私に関わらないで！！』
亜美「っ！！」
岩本「A！！！」
取り乱すAちゃんを見て俺は、何も出来なかった。
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na_chu(プロフ) - Lunaさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！是非続編もよろしくお願い致します！ (2022年1月11日 8時) (
レス) id: 655d574789 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 初めまして！お話読みました。とても素敵なお話ありがとうございます。続きが楽しみです！無理せず頑張って下さい。応援してます！！ (2022年1月10日 16時) (レス) @page46 id: acb6885805 (このIDを非表示/違反報告)
kp-0523 - 続きが楽しみです (2021年11月14日 15時) (レス) @page6 id: 279a74799a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：na_chu
| 作成日時：2021年11月14日 12時
