すのるすでん (ページ5)

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#秀才彼氏ページ5

Main:阿部亮平

私の彼氏は上智大学大学院を卒業していて

合格率４%の気象予報士の資格を持つ秀才彼氏。

亮平は努力が認められて海外に抜擢され、

今は出張中のため海外にいる。

海外に行く前は毎日のように会ってたのになぁ…

『亮平、会いたいよ…』

その願いは今、叶うことなく雨と共に落ちた。

prrrrrr…prrrrrr…

スマホのディスプレイには「亮平」の文字が見えた。

亮平「もしもし。亮平だけど」

『ｯ…もしもし』

嬉しさが隠しきれない。

すると、亮平から嬉しいお知らせが。

亮平「明日帰るよ。」

『え…？』

あまりの展開の速さに私は唖然とする。

亮平「え…って、やだった？笑」

『ｯそ、そんなわけ！むしろ嬉しい！』

勘違いされそうになるところを慌てて訂正する。

亮平「出張中も俺のこと気遣ってくれてありがとね」

『ううん。私にはそれしかできないから…』

亮平「会いたかったよ。」

『私もだよ。バカ！もっと早く…帰ってきてほしかった…』

気持ちが溢れてしまい、亮平に当たった。

亮平「泣いてるの？」

『亮平のせいだよ…。もう亮平不足なの！』

亮平「俺だってAに会いたかったし。同じ気持ちだよ？」

そう言われて我にかえる。

亮平「次会ったら覚悟しとけよ」

いつもは言わないセリフを言われて戸惑う。

亮平「待っててね。」

『あたりまえじゃん…、早く会いたい。』

亮平「俺も。…大好きだよ。また明日ね。ばいば～い」

名残惜しいけど、電話ではお別れをして

明日を待つことにした___。

　 end