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────────…
───…
「…っ、痛っ、、」
頭痛と喉の渇きで目を覚ませば、
そこは見覚えのない天井。
見知らぬ寝具に見知らぬ部屋。
ガバッと飛び起きて寝室らしき
部屋を出ると
『あ、おはよーぐぅ。』
・・・どういうこと？
何故かもう身支度を整えて
朝食を作っているAヌナが居る。
「…お、おはよ。あの、俺って、」
戸惑ってるのが伝わったのか
記憶を辿れない俺に彼女は笑って
『ふふっ、ぐぅの家分かんなかったから
私の家に連れて帰って来ちゃった。』
あ、でも変なことは何もしてないよ？
安心して？
なんて身振り手振り大げさに
表現して俺を安心させようとする。
「…本当に？本当に俺、何もしてない？」
『う、うん！…は、ハグされた位。』
「え？！！、してんじゃん！！
ごめんヌナ嫌だったよね？！」
『うぅん、だってぐぅだもん
嫌じゃなかったよ？』
他の男の人だったら嫌だけどね〜
なんて笑いながら言うヌナ。
そして俺の分も作ってくれた
朝ご飯を食べて
シャワーを借りた後、
ヌナがコンビニで新しいYシャツを
買ってきてくれてたからそれを着て
何となく、別々に出勤した。
同僚『お前昨日大丈夫だった？』
「全く覚えてないんだよ…」
同僚『やばかったぞ〜笑』
「え、何した俺？」
同僚『もう、超絶めんどくさかった笑』
「迷惑かけたな。ごめん。」
同僚『いや？、俺達はまだあれだけど
Aさんには謝っとけよ〜？』
「…え？」
同僚『だってお前途中から、
お前らヌナには指一本触れさせねぇ〜！俺は弟なんだからヌナを守るんだぁあ〜！ヌナ！もう俺から離れないで！！！
って、もうずっとAさんにほぼ羽交い締め状態で抱きついて泣いて離れなかったんだから。(笑)』
「・・・はぁ…っ、最悪じゃん。」
ため息と共に記憶にない自分を後悔する。
“ハグ位”…じゃないじゃん！！！
彼女にどう謝ったら良いのか…
二日酔いのこの頭じゃ、
全くもって思いつかない。
視線を彼女の方に向ければ、
ナムジュニ部長と資料を見ながら
すでに仕事を始めていて。
同僚『本当、あんなお前見たの初めてだよ(笑)
女に抱えられて帰るなんて。ぷぷぷ(笑)』
そんな同僚の言葉に、
もう一度迷惑かけてごめんと謝り
デスクに向かった。
そして昼休憩、
彼女に声を掛けて食堂へ。
「…同僚に聞いた、ほんっとごめん！
痛いとことか、その…ない？」
続く (更新停止中)
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作者名：ぽんさん。 | 作成日時：2023年11月15日 18時
