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────────…



───…


『久しぶりだね?』


びっくりしたぁ〜、
そう言って俺の方に近寄ってきた
Aヌナ。


何か言葉を返さなきゃ!!
そう、強く思ったら一気に体が
動くようになって、



「俺もびっくりしたよAヌナ♪」



元気でしたか?
なんて、
昔みたいに自然と話せていて…




だけどなぜか彼女の笑顔を見ると、
声を聞くと、
心臓がぎゅっと締め付けられて…



苦しくて苦しくて堪らなくて…




一瞬で17歳の自分に戻ったみたいな
感覚に陥る。



『────…──……ぐぅ?ねえ、ぐぅってば?』
「…あ、あぁ考え事しちゃってた♪」


『これからまたよろしくね?』
「うん、ここでは俺が先輩だからね?」


『あははっ、そうですね?ぐぅ先輩?』
「うーん、悪くないですねー♪」



苦しくなりながらも、
それ以上に嬉しくて嬉しくて
2人でそんな会話をしていると


NJ『うーーーん…よし!
ジョングギ来週からお前は、
Aさんと組んで
このお客様の案件をやってみなさい。

Aさんには今週一週間で
仕事の流れを覚えて貰うので
私についてきて下さい。』


部長がそう言った。



俺とAヌナがペア?
しっかりサポートしなきゃ。




そう、頭では仕事は仕事!って
割り切っているのに
心がどうしたって弾んでしまう。



8年ぶりの彼女は、
高校生の時より少し痩せて
化粧もしていて
髪の毛も出会った頃のように
綺麗なロングヘアを纏めていて
眼鏡をコンタクトにしたのか



非の打ち所がない美女へと
変貌を遂げていた。



俺が作業室に戻ると、
同僚達から質問の嵐。



「いや、高校一緒でそん時に仲間内に居て
仲良かったって位だから。」


お前達が想像していることは
微塵もない!


自分で言っておきながら
ちょっと切なくなったけど
何よりこれが事実。



だって彼女は元々、
俺の先輩の彼女だったんだし。




Aさんに彼氏居るのか
聞いておいてくれ、


なんて言う頼み事を


「ふっ、やだよそんなの。」




バサッと一蹴した俺は、
ケチだの何だのと文句を言う
同僚達を無視して
コーヒー片手に作業を開始する。



とは言ったものの、
時々気になって部長の方へ目をやると



確かに彼女はそこに存在していて、
でもまだ夢なんじゃないかと思ったりもして。



同僚『あ、あのAさん?』


んなっ!あいつ話し掛けてるし!!


『ん?はい、何でしょう?』


Aヌナも笑顔で対応してるし!!!

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作者名:ぽんさん。 | 作成日時:2023年11月15日 18時

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