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───…
それは俺が高1の夏...
TH『じゃーーん!彼女が出来ましたぁ♪』
JM『え?!また?!!』
TH『またって(笑)』
「次は何日続くことやら。」
TH『やぁー!グガひどい言い方〜』
JM『でも本当のことじゃん?』
TH『まぁ…でも、次は絶対別れない。』
すっごく良い子なんだぁ
そう言ってその彼女を思い浮かべて笑う
テヒョンイヒョンは、
どこか今までと雰囲気が違うように見えた。
JM『じゃあ俺達にも紹介できる?』
そんなジミニヒョンの一言が、
俺とAヌナの出会い。
テヒョンイヒョンは翌日の昼休み、
さっそく彼女を連れて来た。
TH『俺の彼女のAだよ?2人とも仲良くしてね?』
『は、初めまして…ってジミンくんは委員会一緒だけど。』
そう言ってヒョンの隣で控えめに挨拶をする
Aヌナ。
ぶっちゃけ、
なんでこんな眼鏡の普通な子が
学校1イケメンなテヒョンイヒョンの彼女?
解せん…
眼鏡を外すと可愛いとか?
そんな漫画みたいなことないだろ。
そう思ったのが第一印象。
だってテヒョンイヒョンもジミニヒョンも、
そして俺だって
正直選び放題だって位にはモテてたし。
なのになんでこんな平凡な子を
選んだのか不思議だったから。
だけどそんな俺の気持ちとは裏腹に
第三ボタンまで開けていたシャツは
第一ボタンまでになり、
ミルクティー色だった髪色は
いつの間にか自然な髪色になり、
テヒョンイヒョンはどんどん真面目に
変わっていった。
遊び呆けてた時のヒョンは
どこか虚しそうな目をしていた時があったけど、
表情も穏やかになって、
毎日が幸せそうで…
「いったいどうしちゃったんですか?」
そんな俺の問いかけに、
TH『だってAが喜ぶから。』
今日だって頭髪検査引っ掛からなかったって
言ったらすごい褒めてくれてさ?
なんて惚気話ばっかり。
テヒョンイヒョンから得た情報によれば
彼女は日本人。
父親の転勤で韓国に来たらしい。
それにしてはずいぶん韓国語がうまい。
きっと根っからの真面目で
勉強も出来る秀才なんだろうな。
俺とは合わないかも。
まぁ別に関係ないけど。
そんな風にどこか他人事で過ごしていた
ある日のことだった。
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作者名:ぽんさん。 | 作成日時:2023年11月15日 18時