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「朝、約束したのに話せなかったから。約束破っちゃったし、ごめん」
そう真っ直ぐな目で伝えてくれた�睫擇�んはとってもかっこよかったし、何だか恥ずかしくて目を見れなかった。
「来ないのかなってちょっと思った。嫌だったかなって、無理に約束「そんなことない」
まだ話してるのに被せて自分の話をしてしまう。こんなにも真っ直ぐ自分の気持ちを伝えてくれるのがとっても嬉しいのに、とっても恥ずかしくて何となく�睫擇�んを直視できなかった。
「俺も、�睫擇�んと話すの楽しみにしてたよ」
恥ずかしくて恥ずかしくて、�睫擇�んとはちがくて目を見ることもできず、ハッキリ言葉を発することもできず、だんだん尻込みしてしまう。
「�睫據�
「え？」
「�睫擇任いい茵�下はゆうや。呼びやすいように呼んで」
「い、伊野尾です、けいって言います…」
何で敬語？と目を細めて口を大きく開けて、大好きな笑顔で笑った。
「じゃ伊野尾くんって呼ぶ」
「自分はそのまんまくん付けかよ」
「伊野尾って感じじゃないなって俺のイメージ」
「じゃ俺は�睫據�
「うん、それでいい」
呼び方一つ変えただけでとっても特別に感じてドキドキとうるさい鼓動が�睫擇吠垢海┐覆い�と心配だった。
その後は授業に出ても遅刻だしと2人で1時間話していた。ずっと話していたかと聞かれると、さすがにそんなに話題もなく静かな時もあったけれど、沈黙も嫌な感じではなくてむしろ心地よく感じた。どのくらい時間が経ったのか分からなったけれどそろそろ授業も終わる頃かなと思うと寂しく感じた。
「あ、鳴ったね」
とうとう授業終了の合図がなってしまった。まだここに一緒にいたい、話をしたい。そう思ば思うほどこう考えているのも自分だけ何だろうなと、勝手に切なくなってしまう。そんな自分も嫌だった。恥ずかしかった。
「うん、戻ろうか」
「そうだね」
「、、、あのさ」
「うん？」
「また、話せる？」
「当たり前じゃん。教室とか、今日は約束破っちゃったけど明日の朝、教室行くね」
また話せる。今日の楽しみが明日になった。その約束を�睫擇�らしてくれたことが凄く凄く嬉しくて、さっきまで自分の心を支配していたモヤモヤとした感情が晴れていくのがわかり、こんなにも単純なやつだったのかと初めて知った。
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名前ちょっと違いますが、わたしです！
続く
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作者名：サチ | 作成日時：2023年1月20日 13時
