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WS『A、』








A『ん?』








WS『俺、Aの
生きる意味に、なれた?』






そう、自信なさげに聞いてきたウソク。








A『うん、今じゃ、
ウソクなしでは生きていけないよ』








WS『前に話した、彼氏より?』








A『…彼氏は、もういない』








WS『え?』








A『本当は、
ウソクと出会う前には、
もういなかったんだ。』








WS『じゃあ、どうして?』








A『彼はね、死んだの。

…少し、昔話をしていい?』








WS『…うん』






ウソクには、どうしても言いたかった。








だから私は、語りはじめた。







A『彼と出会ったのは、
七年前の、春だったんだ。』

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作者名:ウソクをただ単に愛してる | 作成日時:2019年12月1日 13時

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