ACT.10 ページ11
----監督side----
ついに今日はA-memberのオーディション1日目。
1日目は春組夏組、2日目は秋組冬組で分けることとなった。
そして今劇場で、春組と夏組と一緒にオーディション希望者を待っている最中……
あ、支配人もいますよ。亀吉も。
別にいてもいなくても変わらないのに。
それはそうと、昨日真澄くんが言っていたお友達くん、来てくれるかな?
「真澄くんが言っていた友達さん、来てくれるでしょうか?」
椋くんも同じこと思ってたみたい。
「可能性がゼロとは限らないけど、来る可能性が高いわけではないしね。」
「来ることをイノルねー。」
幸くんやシトロンくんも、楽しみにしてるみたい。
「でもその子、もしかしたらオーディションの内容とか見て考えが変わったりして…。」
千景さんが考え込むように呟く。
「確かに、一理あるな。」
「今回のオーディション、結構な条件付きっすよね。」
「オレだったら、ちょっと考えちゃうかも…。」
天馬くんに綴くん、九門くんはその言葉で、少し不安になってしまったようだ。
実は私も少し不安で。
綴くんの言う通り、かなりレベルが高い条件付きだ。
「ね〜ね〜。カントクさん。そのオーディションの条件ってなんだっけ〜?」
三角くんが私に質問した。
……あれ?条件なんだっけ?
「ええと……。忘れました…。」
…。
やめて、みんな。
そんな目で見ないで。
私が悪いけど。
私が悪い。けど、心が折れちゃうよ…。
「あ、そうだ。支配人、条件覚えてる?」
そ、そうだ至さん!ナイスです!!
支配人いて良かったー。
いてもいなくても変わりました。
「はい!ええっと。
春組のように童話やその物語に溶け込むことができること。
夏組のように笑いを与えつつ、しっかりと演技が出来ること。
秋組のようにアクションシーン全般ができること。
冬組のようにシリアスな雰囲気の演技でもできること。
です!」
「やっぱり厳しいですね…。」
「確率少なそうでテンサゲー。」
咲也くんと一成くんが顔を曇らせた。
さすがにきついかな…。
「でも、来るはず。」
「え?」
真澄くん?
つい私は言葉を発してしまった。
「どういうことだ?真澄?」
綴くんが尋ねた。
「あいつは…Aは、自分から決めたことは最後まで諦めないやつだから。今日じゃなくても、明日でも、必ず来る。」
「…そっか。真澄くんが言うなら、そうなんだね。」
それじゃあその、Aくんに期待してみようかな。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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爍搭(プロフ) - (名前)さん» ありがとうございます!そう言って貰えてとても嬉しいです!これからもよろしくお願いします!(返信すごく遅れちゃいました。ごめんなさい!) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 18710b181a (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます! 夢主君可愛すぎる!!応援してます!更新頑張ってください! (2020年4月21日 3時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
爍搭(プロフ) - 色々ありましたが更新再開です!これからもどうぞよろしくお願い致します! (2020年3月3日 15時) (レス) id: 51bde1a2bb (このIDを非表示/違反報告)
爍搭(プロフ) - 白狐しゃんさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません!今現在テストの嵐ですが出来れば更新していくのでよろしくお願いします! (2019年10月31日 22時) (レス) id: cd3ce3f1ca (このIDを非表示/違反報告)
白狐しゃん(プロフ) - 勉強大変ですね…自分なんて勉強という文字のべにも届かないくらい勉強をしません()…勉強の方もこの小説も応援しています! (2019年9月16日 0時) (レス) id: c1b876fff4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:爍搭 | 作成日時:2019年5月12日 21時