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岩本先生の言葉に最初は困惑してた彼だったけど急に引き受けたのはこういうことか…
なんて色々考えてる内に私の目の前にある
プリントを翔太は奪って言う。
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渡 「ほら、さっさと終わらせんぞ？」
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不意打ちについ、イテッ！と声が出る。
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翔太のデコピンは小さい頃から変わらず痛い。
何故だかずーっと慣れないんだよね…
彼の目が言っていた。ばーか。と。その緩く結んだ唇が物語っていた。
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よく言えたもんだよ。
さっきまで全然やる気なかったくせに。
でもそうやって、私にしか見せない笑顔で笑ってくれるところ本当に変わらない、よね。翔太…
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あ 「終わった〜！疲れたぁ…」
渡 「やっぱ二人でやった方が早いな」
あ 「だったら最初から手伝ってよね！」
渡 「…知らね」
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岩本先生に教室の鍵を手渡して二人して帰る帰り道。
すっかり暗くなった夜道。
こうやって二人きりで帰るのってなんだかんだ久しぶりじゃない…？
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中学校の頃とかはたまに帰ったりしてたけど
高校生になると、そんなことも滅多になく…
翔太だとしてもやっぱりなんか慣れ、ない。
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渡 「なんか懐かしいよな。こうやって一緒に帰るの」
あ 「…私も今同じこと思ってた。笑」
渡 「え、マジ？」
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幼馴染とはいえ、なんだか気になったから
その愛おしそうに空を見上げてる翔太の綺麗な横顔に問いかけてみる。
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あ 「なんでさ、実行委員私のこと推薦したの？」
渡 「、えっ？」
あ 「まぁ、分かるよ。幼馴染だし、私とだったら気も楽だもん、ね。でも少しだけ気になって…」
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翔太と視線がぶつかり合う。
そんなマジマジと見られるとなんか恥ずかしい。
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渡 「まぁ、そうだな…」
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渡 「こうすればAと一緒に居る時間も増えるかなって」
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渡 「楽しいんだよ、Aと居ると。」
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先を行く翔太の背中。
照れ隠しのつもりかな。そそくさと歩いて行ってしまう。
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え、翔太らしくない。
でも、嬉しいんだ、けど…
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渡 「…何突っ立ってんだよ。置いてくぞっ！」
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あ 「可愛いねぇ〜。翔太くん！」
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必死で彼に追いついて、翔太の頭を撫でれば、すぐに耳を真っ赤にした。
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渡 「だからー、翔太くんって呼ぶなっつの」
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くろーばー。(プロフ) - りかさん» コメントありがとうございます！いつも作品をご拝読下さりありがとうございます（ ; ; ）これからも応援よろしくお願い致します…！！ (2021年1月25日 14時) (
レス) id: 32d20345a2 (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませて頂いてます！これからも頑張ってください(^ ^) (2021年1月25日 12時) (レス) id: 21adb7c285 (このIDを非表示/違反報告)
くろーばー。(プロフ) - ふさん» コメントありがとうございます…！主人公ちゃんはコンビニ弁当、友達が学食というイメージで一応書かせて頂いていました（ ; ; ）ご指摘の部分を変えさせて頂きましたので、お手数ですが目を通して頂けたら幸いです。申し訳ないです…。 (2021年1月25日 8時) (レス) id: 32d20345a2 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - ん？主人公ちゃんは、コンビニご飯？学食？どっちですか？ (2021年1月25日 7時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
くろーばー。(プロフ) - ワタさん» いつもご拝読頂きありがとうございます！ややこしくてごめんなさい（ ; ; ）言葉足らずでした（涙）表記変えさせて頂いたので宜しければチェックお願い致します…！ (2021年1月22日 22時) (レス) id: c14e6bd993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろーばー。
| 作成日時：2021年1月13日 19時
