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紗 「A〜、お待たせ！」
あ 「お腹空いちゃった！食べよ〜！」
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食堂の学食を持った紗英が私の隣に腰かける。
今日は気分を変えて食堂で昼食を…なんて。
だけど、たまにはこういうのもいいなぁって思う。
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今日はなんだかお腹も減りまくっちゃってしょうがない。
やっぱり昨日のこともあって気疲れしているのかなぁ…？
まぁ、お腹満たせば疲れも取れることでしょう。
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紗 「A今日はコンビニ飯？珍しくない？いつもお弁当なのに」
あ 「あっ、うん。まー色々あってね…？」
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紗英が私の方に視線を向けながらそう口を開く。
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そりゃあ、彼が居たら朝から悠長にお弁当作りなんて無理無理。
にしても、コンビニ弁当なんて初めてで…
っと、このことは誰にも言えないけど、ね。
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紗 「んーっ！」
あ 「…何？！びっくりしたぁ」
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学食のおかずを口に含んだと思ったら
紗英が急にむせながら声を上げたもんだからついびっくりしてしまう。
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紗 「ほら、蓮くんっ！あそこ座ってる！」
あ 「…えっ？」
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心の中ではゲッ…なんて失礼な声が出ていたかもしれない。
よほど気が合うのか、もはや教室付近以外の場所でも出くわすようになってしまった。
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紗 「うちら運良すぎない？！また遭遇するなんて」
あ 「そう、だね…」
紗 「てかやっぱり蓮くん人気だなぁ〜…気付け、蓮くん！こっち見て〜！」
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少し遠くの方に座っている彼。
多分同じクラスの子なのかな…？
周りには蓮くんの隣をゲットしたいが為に詰め寄る女の子達。
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頑張って話しかけてるんだとは思うんだけど…
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目の前の学食にがっついて見向きもしてない。
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なんなら耳でイヤホン聴いてる…？
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紗英が必死に手を振るから気付かれそうで怖かった。
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早く顔を背けよう…
なんて考えている間に
先に蓮くんに私達の存在に気付かれてしまう。
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紗英のバカー！
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紗 「おっ、蓮くん、気付いた？！」
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うん。きっとね…
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だって周りで必死になっている女の子達を尻目に
ひょいって軽く手を上げてこちらに爽やかに微笑んで来たんだもん。
私は、反応せずにそのままコンビニ飯と向き合う。
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ああ、私って本当可愛くないなぁ…
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くろーばー。(プロフ) - りかさん» コメントありがとうございます！いつも作品をご拝読下さりありがとうございます（ ; ; ）これからも応援よろしくお願い致します…！！ (2021年1月25日 14時) (
レス) id: 32d20345a2 (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませて頂いてます！これからも頑張ってください(^ ^) (2021年1月25日 12時) (レス) id: 21adb7c285 (このIDを非表示/違反報告)
くろーばー。(プロフ) - ふさん» コメントありがとうございます…！主人公ちゃんはコンビニ弁当、友達が学食というイメージで一応書かせて頂いていました（ ; ; ）ご指摘の部分を変えさせて頂きましたので、お手数ですが目を通して頂けたら幸いです。申し訳ないです…。 (2021年1月25日 8時) (レス) id: 32d20345a2 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - ん？主人公ちゃんは、コンビニご飯？学食？どっちですか？ (2021年1月25日 7時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
くろーばー。(プロフ) - ワタさん» いつもご拝読頂きありがとうございます！ややこしくてごめんなさい（ ; ; ）言葉足らずでした（涙）表記変えさせて頂いたので宜しければチェックお願い致します…！ (2021年1月22日 22時) (レス) id: c14e6bd993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろーばー。
| 作成日時：2021年1月13日 19時
