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お互いに ページ11

「あ、ここ寄ってもいい?」

「ん、いーよ」



裏門から出てすぐ、Aはある店に指をさした

彼女が寄りたいと行った所は和菓子屋だった

確かに彼女は割と甘いものは好むが、和菓子を食べているところは

見たことがない気がする

意外だと思いながら、彼女について行き、店に入る

普段和菓子なんて食べないから、物珍しくショーケースを見てしまう

ケースには練り切りやお団子、最中(もなか)にカステラなどが並んでいる



「お待たせ〜」

「早っ 何が欲しかったの?」

「ん?これこれ」



小さな紙袋の中に入っていたのは小さな箱だった

透明なわけでもないため、分かるわけがないとツッコめば、

この中身はきんつばだと言った



「何それ」

「知らない?四角くて、生地の中に餡がぎっしり入ってるんだよ」



Aは特別餡が好きだとも聞いたことがなかったが、

餡がぎっしりと言うだけあって、しっかり甘いのだろう



「世一がこれ好きなんだよね〜」

「うわ出た!潔世一」

「うわとか言うな!」














「あれ潔じゃない?」

「…ほんとだ!私より先に見つけるなんて……」

「何に張り合ってんの…」



早く渡してこい、の意味で背中をばしっと叩く

Aは自転車に乗っている彼に向かって名前を叫ぶと、

彼は1回で彼女の声に気づいて自転車を止めた

彼女もそれを見て小走りで駆け寄り、お疲れ様、と声を掛けていた



「はいこれ」

「えっ何?なにこれ」

「きんつば!さっき和菓子屋さん見つけたから買ったの」



小さな紙袋を受け取った彼は、戸惑いながらありがとうと呟き、はにかんだ

すると彼はスクールバッグやサッカーの用意で山のような荷物の中から

折れ目ひとつない、似たような小さな紙袋を取り出した



「俺も昨日これ買ってさ、」



渡すタイミングなくて、と彼女に渡したのは

どうやら彼らの近所にあるケーキ屋さんのクッキーらしい

確かに、彼女はよくこの紙袋と同じロゴのお菓子を持ってきていた

まさか彼からも贈られると思っていなかったからか、嬉しそうに

頬を染めて顔を綻ばせた



「……まさに以心伝心ね〜…」



















「あれ、佐藤さんは?」

「ほんとだ、1人で帰っちゃったかな…」

「……後ろ乗る?」

「!」

幼馴染だから→←予報外れ



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設定タグ:ブルーロック , 潔世一   
作品ジャンル:アニメ
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え!?(プロフ) - レミエル・カイザーさん» 分かります…!isg攻めというか、isg夢というか、isgが本当に尊くて………… (5月22日 23時) (レス) id: 9dc36d9fcc (このIDを非表示/違反報告)
レミエル・カイザー - わかってくれますか!isgは攻めでも受けでもいいんですよ!!まず世一という個体がいるってのが!!! (5月11日 14時) (レス) @page7 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
え!?(プロフ) - レミエル・カイザーさん» isg夢、良いですよね……… コメント大丈夫です!全く嫌ではありません、むしろコメントを頂けて同じisg夢が好きな方がいると思うと嬉しいくらいです ありがとうございます~! (5月11日 1時) (レス) id: 9dc36d9fcc (このIDを非表示/違反報告)
レミエル・カイザー - 返信ありがとうございます。isg夢好きです!あと、コメントするの大丈夫か聞き忘れてしまってすみません、いやでしたか? (5月9日 11時) (レス) @page7 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
え!?(プロフ) - レミエル・カイザーさん» ありがとうございます!TT isg夢、更新停止が多いのが悲しくて自分用に書き始めたものですが、頑張りたいと思います! (5月8日 14時) (レス) id: 9dc36d9fcc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:え!? | 作成日時:2023年4月30日 4時

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