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主「……何？バーンとガゼルが手を組んだ？」
グ「あぁ、ガイアがジェネシスに選ばれたと
聞いてから突然ね」
主「愚かな。お父様がガイアを選んだのは、
その素質を見極めたからだというのに」
熱き炎プロミネンス
深淵なる冷気ダイアモンドダスト
競い合っている彼らが手を組むなど…
主「試合は明日、帝国スタジアムか…」
リフティングをしながら雷門のことを
考える。準備はもう出来ている
グ「僕らが気付いてないとでも思っているの
かもしれないけど、ネオジェネシス計画
なんてお遊びさ」
主「……そのお遊びが出来るのも、最後だな」
グランにボールをぽんっと蹴り出した
この一度だけの行為だけで全てを理解
したようで、彼の顔には影が差した
主「だが、今日くらいは大目に見てやる。
楽しいサッカーをしてみたいんだろう？」
グ「楽しいサッカー…、そうだね」
小細工無しの真剣勝負、それが心地いい
目の前にいる相手をこの目で認識し続け
何処かにある隙を見つけて攻める
ワンマンプレー、どれほど練習したのか
分からないほど己を磨いて磨き続けた
グ「やるね…！」
主「この程度、まだまだ生温い」
足が絡み合いそうになるギリギリの攻防
直接相手を傷付ければルールに反する
サッカーで序列を決め、破壊活動をする
エイリアは、ボールを盾として傷付ける
ボールは、自分の思いを乗せて蹴るもの
自分を守る盾にするなどあり得ない
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作者名：美鈴愈 | 作成日時：2019年1月31日 15時
