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主「……毎日のように考えることがある。
私は、もうお前達にとっては害なのだと」
皆からすれば、私はただの裏切り者だ
お父様の為に同じ志を持って競い合う
私のやっていることは罪なのだろうか
そう思う日ばかりだった
晴「知らねぇな。Aは俺達を止めたいと
思ってんだろ？なら、止まんじゃねぇ」
主「私は、お前達にシュートなど打てない！
家族を傷付けるのはもう耐えられない！」
晴「…！」
声を荒げるのは自分らしくないと思う
それでも、傷付けるのは嫌だったんだ
敵対してしまっても、エイリアの皆は
幼い頃から共に生きた家族だった
私が奪ってしまったことの罪滅ぼしを
少しでもできたらとサッカーを封印し
楽しめなくなってしまった…
主「私は、エイリア学園と戦うなど無理だ。
だから雷門を利用して戦わせるだけだ…」
晴「あの程度のチームに俺が負けるわけがねぇ」
バーンはそう吐き捨て、光の中に消えた
確かに、バーン達と戦うには足りないか
マスターランクチームは他とまるで違う
サッカーで全ての序列を決める者達だ
グラン、バーン、ガゼル、そして私も…
主「……一度、戻るしかないか」
グラン達に決別を申し出ても意味がない
お父様に直接、貴方と共に歩めないこと
進めないことを言うしかないだろう
近頃、エージェントの気配も感じている
今は泳がせて、いつでも捕獲できる準備
お父様の側近である剣崎も鬱陶しい…
主「(ロミアなら、また星のようになれるかな)」
夜空に散りばめられた星の煌めきは
人工の光に邪魔されることなく輝く
あの美しさ、気高さを取り戻せたら
エイリアと戦うなど容易いのに
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作者名：美鈴愈 | 作成日時：2019年1月31日 15時
