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円「なーなー、頼むって！」
主「断ると言ったら断る」
合同練習に参加した途端こうなるんだ
自分だけ私の必殺技を見ていないだと
駄々をこねている
確かに、チームメイトの技を知ること
自体は間違ったことでなないんだろう
主「私のシュートはコントロールが難しい、
無闇に打てるほど容易いものではない」
鬼「落ち着け円堂、いずれ見ることになる。
そこまでシュート技が嫌なら、DF技や
DB技は使えるのか？」
主「……使えないこともないが」
守ったり突破したり、直接危害を加えない
DF技やDB技なら危険性も少ないだろう
しかし、ここで露出するのも考えものだ
主「具体的に、お前達は私に何をしてほしい？
大抵の要求には応えてやれるとは思うが」
鬼「吹雪がFWに上がった時、 DFラインが薄く
なる。奴らはこれまで以上の強さを敷いて
迎え撃ってくるだろう。その為には、DFの
強化も充分な課題になってくる」
主「(DF技など使わなくとも…)
鬼道の言うことは納得できる。DFラインの
強化については、私でも充分協力できる」
確かに、シュートを打つも打たないも
点を入れられてしまえば振り出しに戻る
点を取って、点を入れさせないことこそ
勝つための最低条件と言えるだろう
円「うーん、DFか…。郷星はFWが嫌だって
言うなら、後衛に回るしかないよなぁ」
主「練習、するんだろう？それなら早くしろ」
DFラインに着き、試合をイメージした
形で練習を行うことにする
彼らが私を抜き、私が彼らを阻止する
簡易的なシステムだが効果的な練習だ
主「誰も通すつもりはない。何人来ようと、
私を抜けるわけがないからな」
リ「よっしゃ！ゆーたなぁ。抜けられたら
ここら辺のお好み焼き奢ってなぁ」
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作者名：美鈴愈 | 作成日時：2019年1月31日 15時
