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一ノ瀬は何故か、大阪の少女に求婚され
お好み焼き屋に連れ去られていた
そして、サッカーでその所有権を決める
ことになってしまった。私の嫌な予感は
見事に当たってしまったらしい
主「(……余計なことを)」
女しかいないチームだからと甘く見て
早く済むと思い決闘を申し出たのだ
目金は、何故向こうに自信があるのか
まるで考えていなかったらしい
目「ま、まぐれですよまぐれ…！」
完全に向こうのペースに乗せられており
攻めるどころかボールすら奪えないのだ
FFは少年サッカー日本一を決める大会
例え、どれほど力のあるチームだからと
女子チームや参加は認められていない
隠れた強豪チームの可能性も充分あった
リ「《バタフライドリーム》！」
力強くもふわりと飛ぶボールは捉えられず
円堂の横をするりと抜けて行ってしまった
勢いを取られたまま先制点を奪われた
ピピー
前半が終わる。甘く見るからこんなことに
なるんだ。少しは、反省してもらおうか…
主「目金、お前は後先も考えず余計なことを
提案したな。ベンチに戻って反省しろ」
目「はいぃぃい！！」
圧をかけた声、そして睨みを効かせる
目金をベンチに下ろして、後半は出る
こんな所で油を売っている暇などない
一刻も早く、雷門イレブンをエイリア
達と戦えるようにしなければならない
主「私は無駄なことが大嫌いだ。くだらん
茶番に付き合ってやるほど優しくない」
円「まぁまぁ、そんなこと言わずにさ…」
主「一ノ瀬が雷門から抜けてもいいのか？
エイリア学園と戦う為に必要な人材だ」
この時辺りから、私には焦りがあった
早くエイリアを倒さなくてはと思って
鬱憤を晴らしたい気持ちが高ぶった
早く、早く、早くと気持ちだけが焦り
まるでら子供のように幼稚だったろう
ピピー
後半が始まり、すぐに吹雪にパスを回す
吹「同じ手が通じるかよ！行くぜぇ！！
《エターナルブリザード》、はぁぁっ！」
凍える吹雪を纏うシュートは勢い良く
ゴールへと飛び、キーパーを吹き飛ばす
ドシュウ
後半開始早々、雷門が同点に追い付いた
その後は打って止めてを繰り返していた
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作者名：美鈴愈 | 作成日時：2019年1月24日 15時
