星のように流れる (ページ47)

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吹雪は完璧になることに執着している
これはいつか、チームを輪を乱すだろう
だが、完璧になりたい思いはよく分かる
私もそれを目指していた頃があったから

主「教えてしまえば簡単に終わってしまう。
その方法は、自分で見つけないとな」

吹「どうして…？僕は完璧にならなきゃ…！」

縋るように私をの腕を掴み、必死な顔で
完璧になるための方法を聞こうとしている
確かに、完璧になればエイリア学園を倒す
力が自由に使えるようになるだろう
だが、それでは自分の真価を発揮できない

主「教えられない。これだけは変わらないが、
吹雪なら必ず答えを見つけられるはずだ。
雷門のことを、私は応援する」

吹「郷星さん…、僕は…」

ぐっと蹴伸びをして、勢いよく立った
吹雪なら、いつか必ず自分を見つける
私が何かを言ったところで意味がない
完璧な人間などこの世にいないのだから

主「遠藤達が待ってる。早く行こうか」

吹雪は影を落とした表情のままだった
答えを見つけられそうだったのだろう
簡単に教えてやるほど、私は甘くない
私も、誰にも教えてもらえなかった
自分で全てを理解するしかなかった…

円「郷星ー！吹雪ー！こっちだこっち！」

雷門イレブンは何故、私を受けいたのか
サッカーが出来るだけでは、理由として
不十分で安定しない
私は、サッカーを楽しむなんてできない

主「それで、一ノ瀬は何処に行った？
見るからに姿が見えないんだがな」

円「そうなんだよ。みんな探しるんだけど…」

嫌な予感がするのは私だけだろうか…