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一歩踏み出すだけで全身に激痛が走る
佐久間はすでに二回、あの技を打った
そして今、三回目の皇帝ペンギン１号
佐「《皇帝ペンギン１号》！！」
筋肉が壊れる音は、私は苦手だった
骨がピシピシとヒビ割れるあの音も
体が動かなくなる苦痛の叫びも…
染「くっ！」
主「(……何故！)」
不自由な足で、染岡はシュートを止めた
体が吹き飛ぶほどの強烈なシュートだが
それを染岡自身分かっていたはずだ
染「残しといて……良かっただろ……」
染岡はそう言うと意識を失ってしまった
同時に、佐久間も声すら出せないままに
フィールドに倒れこんでしまう
結末的には、なかなか悪い方向に進んだ
ピッピー
同点のまま試合は終わり、姉さんは
早急に救護の要請を出した
主「(染岡…、お前は何故そこまでできる…)」
意識のない染岡を何とか肩で支えて
爆発の始まった船から何とか脱出し
救命ボートに全員乗り込んだ
鬼道は、警察のヘリで抜け出せた
崩壊する真・帝国学園を見ていると
どうしても、あのことを思い出す…
・・・・・・・・・・・・
◇作者のプチ雑談
◼主人公の秘密について
彼女は個人技においては一級品の選手で
1対1の攻防であれば負け知らずなサッカー
テクニックを持つ優秀さを持っています。
しかし、逆にチームプレーをできなくな
ってしまったのです。そして、彼女もまた
エイリア学園マスターランクチームを率い
ているキャプテンになるはずでした。
何故、自分のチームを持つことができなか
ったのか。それは、先程彼女が言葉にした
「あのこと」が原因となっています。以前
ヒロトとの会話の際にも議題に挙げられた
「あれは不慮の事故」(27話)であるという
内容と同じになります。チームを持てなか
った理由、エイリアと戦えない理由など、
謎に包まれた過去を公開していこうと思い
ますので、彼女の目的と行動がかなり鮮明
に分かってきましたね。今後の流れなども
面白くしていけたらなぁと思いますので、
お楽しみに(*´ー｀*)
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作者名：美鈴愈 | 作成日時：2019年1月24日 15時
